(しほんちゃくしょくじごくぞうしだんかん)
紙本著色地獄草紙断簡(勘當の鬼)
国・重要文化財(絵画)

【詳細】
名称 紙本著色地獄草紙断簡(勘當の鬼)
フリガナ しほんちゃくしょくじごくぞうしだんかん
員数 1幅
所在の住所 福岡市中央区大濠公園1?6
所在の場所 福岡市美術館
指定年月日 昭和34年12月18日
追加等指定年月日  
制作年代 鎌倉
作者  
備考  


【説明】
 画面の話は次のようである。毘沙門天に仕えた鬼が、性猛悪のゆえに勘当された。鬼は、これまた猛悪心のゆえに寺を追われた僧と、仲良しになった。鬼と僧は、鬼の姿が人に見えないのをいいことに、悪僧が鬼の肩に乗って人々に空を駆けると偽り、人々が尊んで供養する施物を受けて山分けしていた。 ある時、鬼は下界に下った天上の夜叉に見つかって追いかけられ、鬼はついに僧をすてて逃げだしたという話である。 この断簡は益田家本地獄草紙乙巻の僻邪絵(悪魔払いの絵)と画風・料紙ともに同じであるという。益田家本は戒を破った僧が地獄に堕ちて責苦を受ける甲巻と悪鬼の退治を描く乙巻があったことが知られている。 詞書は前部18行ほどが欠失しているが、その最後の詞書が右に見え、次のように読める。 「勘当の鬼かなしみをたれて僧をたれて僧をいたたきながらはしれともつひに僧をすてつわかみをなきになしてにけまとふそのくるしみたへかたし」 掛幅装、縦26.0?、横54.0?、鎌倉時代。