(もくぞうしゃかにょらいりょうわきじぞう)
木造釈迦如来及両脇侍像(覚皇殿安置)
国・重要文化財(彫刻)

【詳細】
名称 木造釈迦如来及両脇侍像(覚皇殿安置)
フリガナ もくぞうしゃかにょらいりょうわきじぞう
員数 3躯
所在の住所 福岡市博多区博多駅前1?29?9
所在の場所 承天寺
指定年月日 明治37年2月18日
追加等指定年月日  
制作年代 鎌倉時代
作者  
備考  


【説明】
 承天寺は、仁治2年(1241)に、大檀越小弐資頼、開山聖一国師(入宋僧円爾弁円)で、宋の貿易商謝国明が建立した寺である。鎌倉時代の禅宗草創期にあたり、博多の禅宗文化の中心的役割をはたした寺である。ここの覚皇殿と称する収蔵庫に、重要文化財の高麗鐘と共に、釈迦三尊像が安置されている。  中尊は施無畏・与願印、偏袒右肩に衣をつけ左足を上に結跏趺坐した通例の釈迦坐像であり、頭部は肉髻が比較的大きく、小粒な螺髪を持ち、豊かな頬で、切れ長な彫眼等、平安後期の様式を色濃く残している。首部胴部とも前後二材矧ぎで、差首となっている。像高88cmの桧材の寄木造で、漆箔がほどこされた安定感のよい仏像である。 両脇立像も桧材寄木造で漆箔をおき、本尊と同様の造りをしており、わずかに腰を中央にひねるが、ほぼ正面に直立した像と見てよいであろう。文殊が右手剣・左手経巻を持ち、普賢が蓮華を持つが、これらの持ち物は後補である。 この三尊は昭和30年に修理されているが、略々当初のもので、この寺の創建時に造られた鎌倉像と見て良いであろう。禅文化が博多に伝えられた華やかな時代に残された釈迦三尊の佳作である。