(もくぞうにょいりんかんのんりゅうぞう)
木造如意輪観音立像
県・有形文化財(彫刻)

【詳細】
名称 木造如意輪観音立像
フリガナ もくぞうにょいりんかんのんりゅうぞう
員数 1躯
所在の住所 小郡市横隈1728番地
所在の場所 如意輪寺
指定年月日 昭和52年4月9日
追加等指定年月日  
制作年代 平安時代後期
作者  
備考  


【説明】
 如意輪寺は奈良時代創建と伝えるが詳らかではなく、何度かの盛衰を経過し、江戸時代から真言宗に属する寺として存続してきた。 本尊如意輪観音は、像高103cm、桧材の一木造の立像で、頭体部を通して一材を前後に割り、内刳を施し、両肩から矧ぎつけている。頭部は髻を結び、天冠台を刻むが、顔に比して小振りである。顔は大きく横に張り、丸みをおび、わずかに右にかしげている。六臂の手は、合掌・垂下・上げて右頬につけたり、輪宝を持ったりするが、いわゆる通例の如意輪観音である。条帛・裳はゆったりと体にまとい、衣文は浅くすっきりとしている。右側に傾く重心を左の二手でバランスをとる正面観、顔から上半身が厚く、裾部を薄くおさめる側面等、全体の構成にも並々ならぬ技量が感じられる。一木彫の伝統をうけながら、平安時代の後期につくられたと考えられる像であるが、多臂の如意輪を立像につくる珍しい例であろう。