この太刀は天文12年(1543)大内義隆の寄進にかかるものであり、長さ約79.4cm、反り約3cm、目釘孔2個、細身で、鍛えは杢目に板目交り、刃文は直刃、茎は生ぶで、表裏に棒樋がある。細身で反りが強く姿の美しい刀である。 社伝に三条宗近の作(平安中期)と伝えられ、大内義隆が本殿拝殿等を建立した時に共に寄進したものであり、その寄進状は次のとおりである。 當社立柱上棟日時事 及 奉聞官 宣下 著候千秋萬歳候一社 中被仰談日時無相違 之様御取沙汰肝要候 仍御太刀一腰神馬一 疋糟毛郡崔目結進 宮候御啓白 可自出候恐々謹言 卯月六日左京大夫義隆(花押) |