(しょうもぐうしんぞう)
聖母宮神像
県・有形民俗文化財

【詳細】
名称 聖母宮神像
フリガナ しょうもぐうしんぞう
員数 1躯
所在の住所 糟屋郡宇美町宇美1?1?1
所在の場所 宇美八幡宮
指定年月日 昭和35年8月16日
追加等指定年月日  
制作年代 室町時代
作者  
備考  


【説明】
 慈鎮和尚(慈円)の「愚管抄」等諸書に記載する宇美八幡宮にまつわる安産信仰の伝承は広く喧伝されているが、応神天皇を主神とする宇美八幡宮では神功皇后を聖母として崇敬し、特に神像を造立し、聖母宮を境内に建立している。同神社における民俗信仰形態の実際を知る資料である。聖母宮は本殿向って右後方に位置するが、宇美八幡所蔵の元禄5年(1692)の境内図を見ると聖母宮は現在置に描かれている。従って、少くとも近世初期以来同所で祀られていたこととなる。 本像は一木造、彫眼、髻を高く結い、神衣を纒ってその上に瓔珞を付けている。沓をはき、右手に宝珠を持った姿であり、相貌は温和に造られている。像の総高は151cmである。25年毎に御開帳が行われるが、少々の虫喰があるほかは全体としてよく保存されている。 宇美八幡宮は安産祈願の婦女子で賑っており、これに関する文化財も多く残されている。例えば、「えんじゅの木」、「子安の石」、「子安の水」等々もまた安産信仰の所産である。