利用団体の活動紹介

志免町立志免中央小学校
平成25年10
月23日〜25日
 志免町にある志免中央小学校5年生のみなさんが、2泊3日の自然教室にいらっしゃいました。2日目の「16ミリフィルム映写鑑賞」の様子と3日目の「キャンドルづくり」の様子をご紹介いたします。

 この日は、雨が降ったため館内でのプログラムとして、大研修室で16ミリフィルム・DVDの鑑賞をされました。みなさんが国語の授業でこれから学ぶ椋鳩十作「大造じいさんとガン」の16ミリフィルム、そして、宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」のDVDを見ました。
はじめて見る映写機や16ミリフィルムにみなさん興味津々でした。デジタル全盛の最近ではあまり体験することのできない活動となりました。

16ミリフィルム映写機です。 見慣れない機械に児童のみなさんも遠くからチラチラと見て、とても気になる様子です。 研修室を真っ暗にして上映開始。フィルムの回る音がしてスクリーンに映像が映し出されると研修室がまるで映画館のような雰囲気に包まれました。
センター内にあります視聴覚ライブラリーで視聴覚教材や16ミリ映写機の貸し出し(要予約)を行っております。ご利用の方法など詳しくは 福岡県視聴覚ライブラリー ホームページ をご覧ください。


 翌日に行われたキャンドルづくりも取材させていただきました。今回は「ケーキキャンドル」を作りました。どんなキャンドルができあがるでしょうか。
先生から溶かしたロウを紙コップに注ぎ分けてもらいます。
熱いので注意が必要です。
クレヨンのかけらを入れて空気を含ませるようにクリーム状になるまでロウを混ぜながら固めます。  段々とロウが液体から固体へと変わっていきます。
お友達とコップの中身を見せ合いながら楽しく活動が行われていました。
ある程度固まったらロウをアルミカップに移します。 色とりどりのロウができていますね! 色付けしたロウをあげたりもらったりして、何色ものロウを使って作品を作っている人もいました。 同じ要領で固めたロウを重ねていき、スポンジやクリームに見立ててケーキが完成していきます。.
 
 作品の一部ですがご紹介します。今回は5クラス164名ということで、研修室を5つ使って、クラスごとでの活動になりました。全室を回ってみると、キャンドルに使う色の数から濃淡、作品の大きさや高さなど、クラスごとに少しずつ傾向が違うように感じられました。自分の作品と同じクラスや他のクラスのお友達の作品とを見比べると、たくさんの発見ができそうでした。

 キャンドルづくりについて詳しくは こちら をご覧ください。ケーキ以外にも、たくさんの種類のキャンドルづくり体験をご用意しています。
横から撮ると、幅だけでなく高さも奥行も感じられる、
まさに3D映像のようなキャンドルもありました。

 センターで野外活動を行う際は、必ず悪天候の際のプログラムも組むようになっているのですが、今回の志免中央小学校のように、16ミリフィルムの映写鑑賞を行われる学校はとても珍しいです。何の変哲もない研修室が、だんだんと映画館のようになっていく様子は子どもたちはもちろん、大人もワクワクドキドキしてしまいます。作品に集中し、真剣に鑑賞していらっしゃいました。本来のプログラムが行えなかったのは残念ですが、代わりに貴重な体験をされたのではないでしょうか。
 「キャンドルづくり」では、たくさんの素敵な作品ができていました。分け合ったり、教え合ったりしながらも、164人、一人ひとり違ったオリジナルのキャンドルができていく様子は、とても興味深いものでした。
 退所式では、児童代表の方が、3日間の自然教室のなかで、「マナーを守る」こと、「周りに気を付けて活動する」ことを学んだとおっしゃっていました。ぜひ、普段の生活でも活かしてほしいですね。
 志免中央小学校のみなさん、またセンターにいらしてくださいね!
活動のあとの掃除も頑張りました。