福岡県立福岡中央高等学校 吹奏楽部
平成26年3
月20日〜22日
 3月20日から22日に福岡県立福岡中央高等学校 吹奏楽部のみなさん46名が2泊3日の合宿にいらっしゃいました。この夏に行われるコンクールに向けた練習合宿です。1日目と3日目の研修の様子をご紹介します。
 視聴覚室では木管楽器のセクション練習が行われていました。楽器ごとに演奏して、実際に吹いた楽器の奏者とそれを聞いた他の楽器の奏者が、それぞれ気付いた点を出し合うという練習をされていました。意識すること、気を付けることを木管楽器を演奏する全員で共有し、お互いを高め合っていこうという気合に満ちた研修室でした。
 音楽室では、金管楽器とコントラバスのセクション練習が行われていました。こちらでは、顧問の先生の指揮で課題曲を演奏されていました。先生の曲のイメージを伝える一言一句を聞き逃さないようにしようという真剣な表情と、忘れないように楽譜にすぐに書き込んでいる姿が印象に残りました。4月に新入部員を迎えた後を見越した内容のお話もされていました。
 講堂では、九州交響楽団のパーカッション奏者の方を外部トレーナーに迎えて、パーカッションのセクション練習が行われていました。アクセントの置き方や、ここを演奏する時は○○の楽器を聞きながら演奏するように、など、プロの方から本格的な指導を受けていらっしゃいました。各楽器をトレーナーの方と時間をかけて何度も繰り返し練習し、実際に音が変わっていくのが分かりました。
 合宿の最終日。最後の練習時間を有効に使おうという意識からか講堂が独特な緊張感に包まれていました。限られた時間、精一杯練習しようという意識は途中に挟まれた休憩の際に多くの部員さんが自主練習をされていた姿からも感じました。演奏も迫力のある素晴らしい演奏で思わず聞き入っていました。
   センターの桜がぽつぽつと咲き始めた時期に行われた合宿でしたが、「夏のコンクールに向けて」という目的をしっかりもって行われた合宿だと感じました。新入部員が加入したあとの話をされていたことや最終日の合奏の緊張感からは、一つ季節を通り越して部員全員が、「夏のコンクールに向けて頑張っていこう」という気持ちで一つになっていることが伝わってきました。取材をさせていただきながら、私も見習わねばと背筋がピンとなりました。センターで過ごした3日間の成果を活かし、これからも練習を頑張ってくださいね。
 福岡県立福岡中央高等学校 吹奏楽部のみなさん、またセンターにいらしてくださいね!