事業報告
 平成24年度
社会教育専門研修A 公民館事業活性化研修@
 
 期 日  平成24年11月13日(火)

 参加者  55名

 事業内容
 
 公民館・コミュニティ施設関係者等を対象に、公民館等が担う役割や公民館事業の活性化をとおした地域づくりの在り方を探るため、基調提起、実践発表、インタビュー・ダイアローグ、グループ熟議(「熟慮」と「討議」)をとおして、公民館事業実施における課題等についての研修を行いました。
 
 内容の実際

【基調提起】 「地域課題に応じた公民館事業の在り方」










上野先生
 講師:佐賀大学 文化教育学部 教授
   佐賀県社会教育委員連絡協議会長   上野 景三
 地域住民すべての幸せや健康を考え、事業を介してその実現に向けて取り組むために、
地域課題をさぐる力の必要性を具体的な事例を紹介していただきながら学ぶことができました。


【実践発表】 「地域課題解決に向けた、住民総参加型の組織づくり」
竹谷館長 発表者:島根県松江市古志原公民館長 竹谷 強

 公民館運営協議会が指定管理者である公設自主運営方式の中で、地域の諸団体や多く
の住民を巻き込みながら、健康・福祉、安全・防災、子育て・青少年育成など様々な事業を展開している様子を紹介していただきました。



【インタビュー・ダイアローグ】 「課題にアプローチする、公民館事業の在り方とは!」
登壇者 佐賀大学 文化教育学部 教授
佐賀県社会教育委員連絡協議会長
上野 景三
島根県松江市古志原公民館長 竹谷 強
司会者 県立社会教育総合センター副所長 黒田 修三
 公民館の管理運営や地域団体との連携、公民館がめざす地域づくりなどについて、他県からの参加者とのやり取りも交えながら、課題を整理していきました。



【グループ熟議】 1

 
 5〜6人のグループで熟議を行いました。短い時間設定の中でしたが、地域や参加者の立場がそれぞれ違っていても、共通の課題や公民館が取り組むべき事業内容について再認識することができました。
 
 参加者の声
 【基調提起】
・公民館事業について、来館者のみではなく、地域の住人の幸せを考え、事業を展開していくことは、非常に重要であると思いました。
・地域課題を探る力が求められていること。主事の類型が面白く、かつ反省になった。
 【実践発表】
・身近な市町に置き換えながら聞くことができた。多くの住民を巻き込む取り組みであり、我が町づくりに参画しているという意識を住民に育むすばらしい実践だと思った。
・公民館としてここまで事業に取り組まれていることに感銘を受けた。
 【インタビュー・ダイアローグ】
・基調提起や実践発表の中で出された課題を整理していただいたと思う。地域委託や指定管理者制度の難しさや課題も勉強になった。
・上野先生のお話で、公民館は希望を育むところというのが一番印象的でした。 
【グループ熟議】 
 ・地域や参加者の立場がそれぞれ違っていても、似たような課題意識があり、公民館運営の難しさを感じました。システム(運営面・組織)の課題は解決に時間がかかると感じました。
・今まで迷っていた点について、現時点でできそうなことを見つけることができました。
 【研修会全体】
・いろんな貴重な情報に接することができ、大変参考になった。
・「やらねば!」という気にさせてもらいました。
・公民館職員がもっと多く参加できたらよいと思います。
・具体的な事例も知ることができて、とても参考になりました。
・住民サービスをどうするか、課題をもって参加し、非常に参考になった。今後課題づくりに取り組んでいきます。共通課題が多くありました。
      参加者のみなさん、最後まで熱心にご参加いただき、ありがとうございました。