事業報告
 平成27年度
新任社会教育・生涯学習行政関係職員等研修会@
 
 期 日  平成27年4月23日(木)  9:30〜16:00
 参加者   89名
 事業内容
 生涯学習・社会教育の振興を図るために必要な基礎知識、資質・能力について継続的、段階的に研修するとともに、関係職員のネットワーク化を図る。(今回は2回シリーズの第1回目です。)
 内容の実際

【研修1】 講義「社会教育・生涯学習の基礎知識〜社会教育関係職員に期待される資質・能力と役割〜」
 当センター研修・情報室の主任社会教育主事を講師として、社会教育に関わる法令や答申を基に社会教育と生涯学習の関係性や社会教育関係職員に共通して求められる専門性について説明していただきました。必要に応じて、スライド資料を使いながらの講義でした。 さらに、社会教育関係職員に期待される資質・能力と役割として、@学習課題を把握する力、A企画立案を行う力、Bコミュニケーション力、C調整する力、D情報を整理し提供・発信する力の5つについて、一つひとつを具体的に紹介していただきました。
【研修2】説明「青少年教育、家庭教育支援、学校との連携、公民館事業の基礎・基本」
 本年度は、4つのテーマ(@青少年教育について A家庭教育支援について B学校との連携について C公民館について)を午前と午後に分け、社会教育に関わる視点からの説明を当センターの社会教育主事4名が説明をしました。
  どの項目も、限られた短い時間での説明内容となりましたので、概要について要点をまとめた説明をしました。初任の社会教育・生涯学習行政関係職員にとっては、担当業務でないテーマについても把握しておくことが大切なので、的を絞って説明しました。
   
【研修3】グループ協議(ワールドカフェ方式) 
   グループ協議は、ワールドカフェ方式で行いました。ワールドカフェは、カフェのようなリラックスした場で、楽しく本音を語り、新しい気づきやアイデアを生み出す話合いの手法です。当センターの社会教育主事が進行役を務め、進行役から出された「問い」について、席替えをしながら、みんなのアイデア(考え)を出し合いながら協議を進めていきました。2回の席替えで、たくさんの参加者のアイデアや考えに触れ、共通点や相違点に留意し、自分の考えを整理したり、新しい考えを創り出したりすることができたようでした。また、持参していただいたチラシを活用して、担当業務について話していただきながら自己紹介したり、悩みや苦労について共有したりして、参加者相互のネットワークの広がりも見られました。
 
  活動写真
【開会行事】



  
【研修1】講義「社会教育・生涯学習の基礎知識〜社会教育関係職員に期待される資質・能力と役割〜」   



【研修2】説明「青少年教育、家庭教育支援、学校との連携、公民館事業の基礎・基本」
 @ 青少年教育について
A家庭教育支援について
   
 B学校との連携について


 C公民館について


【研修3】グループ協議(ワールドカフェ方式) 
 
 

 参加者の声
・ 4月に採用されたばかりで、何もわからない状態だったので、社会教育の職員として知っておくべきことをわかりやすく説明していただいて助かりました。
・ 関係職員に期待される資質・能力と役割、現在行っている業務の意味づけをはっきりと持たせてもらうことができて、ありがたかった。 
・ 真っ白な状態での参加だったので、全てが学びでした。今後の活動に大変役立ちます。
・ 知っておかなければいけない知識を一から教えていただけたので、助かりました。ワールドカフェ、すごく楽しかったです!!
・ 社会教育のコーディネーターとして、「発掘する」ことの大切さを知った。様々な機関との調和と統合をすることの重要性とそれができるために必要な資質をもつことの重要性が大変参考になった。
・ 社会教育関係職員に共通して求められる専門性について、詳しく説明を受け、しっかりと知識を増やしていく重要性を認識できた。コミュニケーションの手立てを持ってるより、日常でアンテナを意識して立てていきたいと、身近なアドバイスに励まされた。
・短い時間ではあったが、多様な意見を聞くことができ、さらにその中で生まれた考えを共有することができたので、とても楽しかった。 
・ ワールドカフェを行う中で、社会教育の内容や抱えている問題が整理できた。 
・ カフェ方式で気楽に意見交換ができてよかった。時間が足りないくらいだった。
・ 研修も然り、人との繋がりが増えたことが一番の収穫です。
・ 様々な取組や意見を聞くことができたのは貴重だった。特に、元教師の立場から社会教育に関する意見を聞いて、また違った目線から社会教育を捉える必要があると感じた。
・ 他の自治体の活動や仕組みを聞くことができ、多く学べる点があった。参考にさせていただきます。
・自分の行っている業務についてふり返る場となり、大変勉強になりました。
・ 自治体や業務が違っても、社会教育に関わる職員として大切にしたいことには共通するところが多いことに感動しました。
・ 同じ生涯学習課の方であっても、行っている業務がほとんど違い、勉強になりました。業務は違いますが、住民のためを思い、行っている業務としては同じで、同じ仲間として精進していきたいです。