事業報告
 平成27年度
歴史探訪チャレンジキャンプ「 レッツ!サーチ! 」 事後アンケート・追跡調査     
 期 日  平成27年8月8日(土)〜12日(水)4泊5日
 参加者  27名
 事業目的
 長距離を歩く活動の中で、史跡や歴史的建造物を訪ね、自然体験や困難克服体験を通して仲間 と協働し、困難に立ち向かい克服するスキルやチャレンジ精神を養う。

↓4泊5日間の事業の様子↓
1日目 
参加者の声
2日目 
参加者の声
3日目 
参加者の声
4日目 
参加者の声
5日目 
参加者の声

↓事後アンケート ↓
参加者の声   ・保護者の声

↓追跡調査 ↓
「生きる力」の変容 「心理的社会的能力」の変容 「徳育的能力」の変容  「身体的能力」の変容

↓担当者より ↓
全体を通して

 事後アンケートから
<参加者の声>
最初に行った時はすごく緊張して友達ができるか心配だった。キャンプもこんなに長い間したことなかったからもう全部心配ばかりしていたけど皆が仲良くしてくれたし皆で色んな事を協力しながら行動ができたから皆無事にゴールできたんだなと思った。すごく楽しかった。
最初はいっぱい友達が出来るか不安だったけど、色々なゲームや活動、夕食作りなど、皆で協力いなければならない場面がいっぱいあって、その協力がいっぱい友達が出来た秘訣だと思いました。また参加してこれ以上に「もっと友達をいっぱい作りたいなぁー」と思いました!
友達ができた。きついこともやり遂げた。いろいろな歴史を学べた。
私たちは最初は緊張していたもののまったく知らない人の触れ合いで日がたつにつれ特に2日目からは1日目と違ってもうみんな友達という形でとても楽しい日々が過ごせました。山登りではみなで励まし合いながらもスタッフの人と交流も含めて深めていきながらとっても楽しい5日間でした。夏休みの最高の思い出になりました。5日目の発表の後皆で写真をとって帰る時はスタッフの人に見送られるのを思い出し5日間のことを思い出すと涙があふれてくるほどでとても良い体験をしていい経験になりました。帰ってきてからも全く知らない人と4泊5日過ごすことで分かったこと(学んだこと)がこんなにも大きな自信にもなったし皆と一緒なのがたくさんあって協力ときついことでも頑張って乗り切る事ココでしか分からないことがあって、こんなにも楽しいことで大切なことを知りました。
▲ページの先頭へ戻る

事後アンケートから
<保護者の声>
歴史が好きなこと、一人っ子でいろんな人と仲よくなることを身につけてほしくて参加を希望したんですか、キャンプから帰ってきてほんの少しではありますが苦手なことも渋々だけど最後まで遣り遂げるようになった気がします。私の勤務地が飯塚で毎日車で25キロ運転しています。その距離をよく完歩したなと感動しました。歩くことはもちろんですが、公共機関を利用しいろんな事をみんなと体験しながら過ごしたこの数日間、これから先のあの子の自信につながるんだろうなと実感しています。有難うございました。
キャンプの中での様子(友達との関わりや生活)また探訪の中で知った知識について家で楽しそうにたくさん話してくれ、本人にとってもとても実りの大きな5日間だったと感じ嬉しく思いました。
@朝がなかなか起きられなかったのですが、一声かけただけで起きるようになりました。
A“気乗らないけど、やらないといけないと”に対し、気持ちを切り替えてさっとやってしまおうとすることが増えました。
共働きで毎日慌ただしく保育園の頃も来るまで送迎していたため足腰の弱さがずっと気になっていました。このキャンプに参加させるのは本当に“チャレンジ”でした。最終日の発表を終え私の元へ寄って時「僕、頑張ったよ。もうバカにせんでね」と一言。何かと出来ないことに目が行きがちで彼を否定することが多かったんだろうなと深く反省しました。また、同時に自分自信で無理だと思っていたことを乗り越える力を持っていたことに彼が気付いたんだろうと大変嬉しく思いました。10歳という節目の一年の貴重な体験の機会をいただき心より感謝しています。ありがとうございました。
ひとまわりたくましくなりました。(笑)なかなか行動するのに時間がかかっていたのですが、さっと動くようになりました。団体行動のおかげかもしれません。4泊5日の体験は子供達もいい体験だったようでう。少人数だったのでみんなとも楽しく出来たのでしょうね。他校の小学校の参加で友だちも出来、交流できた事は良かったと思います。
生活態度は特に変わってないけど、歴史にとても興味を持つようになりました。こんなに長い間のキャンプは初参加でしたが、行く前の緊張した顔と帰ってきたときの超楽しかったー。という顔が全く違っていたので良かったみたいです。1泊だと仲よくなる前にお別れなので期間もちょうど良かったのでしょう。人数的にもベストです。本当に楽しかったようです。
初めて親元を離れて宿泊したので親の方が心配でした。迎えに行ったときは、楽しかった!また行きたい!と聞いて、嬉しかったです。内気な子なので無理やり参加させましたが良かったです。
真夏に長い距離を歩くということで本人はあまり乗り気ではなかったので心配していたが帰って聞いてみると「すっごい楽しかった」と言っていたのが意外だった。生活態度が特別良くなった成長したと感じることがあまりないが家族、特に親との会話が少し増えたような気がする。(自分から話してくるようになった。)
以前より、夏休みの宿題等に集中して取り組んだり自分が苦手なことにも意欲的に取り組むようになったようです。キャンプを通じて様々な経験をしたこと特に八木山越えは本人の中で大きな自信となっているように感じます。
5年生にもなると反抗期もあり少し困っていたんですが帰ってきてからは素直で私たちが驚いていると「レッツ!サーチ!に参加してからだね!」っと自分で言っていました。プログラムを初めて見たときは親のほうが心配していたんですが子どもはいつの間にかこんなに成長していたんですね。普段体験できないことを体験させていただき参加して良かったと思います。ありがとうございました。

▲ページの先頭へ戻る

「生きる力の測定・分析ソフト」による子どもたちの変容 

「生きる力」の変容(得点範囲:28〜168点)


図1.「生きる力」の平均値の推移
(事前−事後)    
・事前から事後にかけて 24.9ポイント向上
・その向上に有意差が見られた

(事後−追跡)
・事後から追跡にかけて 9.4ポイント低下
・その低下に有意差は見られなかった

(事前−追跡)
・事前から追跡にかけて 15.5ポイント向上
・その向上に有意差が見られた
       


「心理的社会的能力」の変容(得点範囲:14〜84点)

図2.「心理的社会的能力」の平均値の推移
(事前−事後)    
・事前から事後にかけて 14.5ポイント向上
・その向上に有意差が見られた

(事後−追跡)
・事後から追跡にかけて 5.3ポイント低下
・その低下に有意差は見られなかった

(事前−追跡)
・事前から追跡にかけて 9.2ポイント向上
・その向上に有意差が見られた

       


「徳育的能力」の変容(得点範囲:8〜48点)

図3.「徳育的能力」の平均値の推移
(事前−事後)      
・事前から事後にかけて 4.9ポイント向上
・その向上に有意差が見られた

(事後−追跡)
・事後から追跡にかけて 2.2ポイント低下
・その低下に有意差は見られなかった

(事前−追跡)
・事前から追跡にかけて 2.7ポイント向上
・その向上に有意差は見られなかった

       


「身体的能力」の変容(得点範囲:6〜36点)

図4.「身体的能力」の平均値の推移
(事前−事後)    
・事前から事後にかけて 5.5ポイント向上
・その向上に有意差が見られた

(事後−追跡)
・事後から追跡にかけて 2.0ポイント低下
・その低下に有意差は見られなかった

(事前−追跡)
・事前から追跡にかけて 3.5ポイント向上
・その向上に有意差が見られた

       

▲ページの先頭へ戻る

担当者より
<全体を通して>
 
困難克服体験を通して、体力の向上や自尊感情の高揚を目指し、歴史探訪を通して、学習意欲の向上を図ることを目的に、様々な活動をプログラムしました。この事業を通して、子どもたちの忍耐力や吸収力が思ったよりもあったこと。また、何事にも意欲的に取り組む姿はとても素晴らしく、長期キャンプの必要性を感じました。

 ▲ページの先頭へ戻る