事業報告
 平成28年度
新任社会教育・生涯学習行政関係職員等研修会A
 
 期 日  平成28年9月15日(木)  13:30〜16:10
 参加者   63名
 事業内容
 社会教育・生涯学習の振興を図るために必要な基礎知識、資質・能力について継続的、段階的に研修するとともに、関係職員のネットワーク化を図る。(今回は2回シリーズの第2回目です。)
 内容の実際

実践事例発表@「学びの成果をまちづくりに」 〜宗像市の市民協働の取組〜
発表者 : 宗像市市民協働環境部郷土文化課郷土文化係
係長 合島 賢二 氏



 宗像市の合島氏からは、宗像市民のみなさんが、行政職員と力を合わせ、必要なルールや仕組づくりを行っている取組の発表がありました。生きがいのあるまちをつくるために、「市民主体」で活動している「吉武フラワーロード構想」や、「宗像カノコユリ研究会」等、具体的な実践事例を分かりやすく説明されていました。また、学生ボランティアの活動事例も挙げ、地域とボランティアとのつながりも示され、熱心に聞き入る参加者の姿が見られました。




【研修1】実践事例発表A「社会教育は地域力アップを下支えする仕掛け」
                                             発表者 : 大牟田市市民協働部地域コミュニティ推進課
                                                   大牟田市教育委員会事務局総務課
                                                                   主査 古家 幸一 氏


 大牟田市の古家氏からは、公民館での実践事例を中心に、行政と市民がお互いにパートナーとして協働し、「住みよい地域づくり」を目ざした、地域力アップ支援事業の発表でした。
 少子高齢化や多様化した住民ニーズ等、すべてを行政だけで担おうとせず、市民が自らの課題を解決する力を付けたり、相互に扶助しあえる関係づくりを行うことができる仕組づくりが必要であると言われ、参加者も大きく頷いていました。



【研修2】グループ協議「担当した業務からみる地域の課題把握」 

 グループ協議は、担当事業ごとに分けた4〜5人グループで行いました。参加者の皆さんには、持参していただいたチラシを見せながら、自分の事業で「困ったこと」を発表してもらいました。困ったことについてその理由や原因を考え、アドバイスをもらう中で、自分の考えを深めることができたようでした。地域に戻って行うことを「決意表明」としてグループ内で発表して頂きました。
 まとめとして当センター社会教育主事より、事業を企画・立案・運営する際は、今、地域が必要としていることを見つめ直し、事業の目的や対象をはっきりとさせることが大切だと説明させていただきました。本日得た視点やネットワークを活用し、熱い思いをもって、これからも社会教育・生涯学習行政の発展に携わって頂きたいと思います。

 
 
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上毛町とタイのバンコクとの国際交流のPRがありました。
 
 参加者の声
とにかく行政職員はイベント等に顔を出して営業マンになったつもりでいる姿勢が重要だということがわかりました。
宗像市のまちづくりへの取組方やそれによっての成果がよくわかりました。
地域を大切にしているからこそ、地域の活動の良いところをピックアップして、それをもっと活発になるようなつながりを作ってあって、いい取組だなぁと思った。WinWinは大切だと思います。
行政の役割について改めて考える機会になりました。
課題抽出から連携までのコーディネートをやっていくことで、地域づくりが出来ていくのではないかと思っていました。「自分で解決しなくては」と思う所が多くて、少し肩の力が抜けました。『地域の中での「ヒト」「モノ」等』をしっかりと見つめていき、課題活動を形成しながら結びつけを考慮していきたいと思います。
今やコミュニティがまちづくりの柱のひとつとなっていることがよくわかりました。
公民館の役割、機能の可能性の大きさを感じました。
アウェーの環境から今では信頼される存在になった発表者の話には説得力がありました。
人づくり・地域づくりは行政だけですべてを担いきれないので、説明→理解→納得→行動による、住民全体のまちづくり大切だと思いました。
他の市町村の良いところや問題を聞いたことで自分の町の新たな問題に気付けました。
事業の目的を明確にすること、人集めと予算集め、広がりをもたせる工夫が大切だと感じました。
かなり活発な意見交換が出来て良かったです!
学校教育の経験のある方より頂いた言葉で考えさせられました。今後の取組の中で生かしていけるなと思いました。
面白い事業をされている意見を聞いて、是非参考にさせてもらおうと思いました。
朝倉市の竹田さんの言葉が参考になりました。ただチラシを配布ふるのではなく、自ら足を運び情報収集をすることが大切だと思いました。
他市町村の同業務の方々からのご意見等を聞き、今後の参考にしたいと思いました。
それぞれが抱える課題や業務への思いに共感しながら話をすることができ、大変参考になった。
具体的な悩み等聞かせてもらい、参考になった。
ニーズをつかみ、地域市町村のいろんな人とつながることが大切だと改めて思いました。
様々な立場の方と交流することで違う視点・側面から意見を言って下さるので非常に参考になります。。
個々の課題が共有するものと思いました。その課題解決は、「課題見つけ」「ヒトづくり」によってつながっていくものでした。「難しい、わからない、どうしようかな」と思ったり感じたりしていることへの解決への光を感じました。
和気合々とした雰囲気で情報交換ができました。