事業報告
 平成28年度
サンサンキッズ!チャレンジキャンプ 第3回目     
 期 日  平成28年10月8日(土)〜9日(日)
 参加者  年長児 18名 小学1年生 19名 計37名
 事業目的
 年長児と小学1年生が互いに交流を深めることができる体験活動を通して、集団生活のマナーやルールを身に付けることができるようにする。さらに、自ら行動する力や協力して物事をやり遂げようとする気持ちを高め、小1プロブレム解消や共感的人間関係の構築等、学校生活に対応できる力の育成をねらいとする。
 1日目
【サンサンわんぱくクッキング】
  今回のサンサンわんぱくクッキング(野外調理)は、カレーづくりに挑戦しました。
どのグループの子どもたちも、にんじんやじゃがいもをちょうど良い大きさやうすさで切ることができるようになり、包丁の扱い方がずいぶん上手になりました。ボランティアスタッフからも「進んで行動する子が多かった。」「協力を意識して活動ができていた。」という感想の声がありました。途中雨が降り出しましたが、自分たちで作ったカレーを存分に味わって食べました。
 

 【サンサンキッズのふりかえり】
 夜の活動では、サンサンキッズの思い出をグループごとに模造紙にまとめました。また、家族への感謝の気持ちを手紙に書きました。1年生や年長さんには、少し難しい活動かと思いましたが、一生懸命自分の気持ちを伝えようと手紙を書く姿にとても感動しました。中には書いている途中でお母さんのことを思い出し、恋しさのあまり泣き出してしまう子もいました。
 


2日目 
【サンサン山登り】
 3回シリーズのメインプログラムである米ノ山登山です。このキャンプでは1回目がセンターの裏山探検、2回目が樹芸の森ハイキングというように回を重ねるごとに歩く距離が長くなり、難易度も徐々にアップしていくプログラム構成になっています。前日の雨で、登山道が沢のようになっている箇所もありましたが、子どもたちはボランティアスタッフの手を握りながら慎重に登っていきました。全員でたどり着いた頂上には、篠栗の街を一望できる絶景が待っていました。全員で「ヤッホー」の声を社会教育総合センターに向かって届けるチャレンジをしました。無線から「声が聞こえました!」という連絡が入り、子どもたちは大喜びでした。その後は篠栗の街を眺めながら楽しくお弁当を食べて、全員無事に下山することができました。
 
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 参加したボランティアスタッフの声
 
1回目に比べ、班員全体が仲良くなっていて驚いたし、とても嬉しかった。3回の取り組みによって、子どもたち1人ひとりが成長していく姿をみることができてとても良かったと思う。
何に対しても素直に受けとめる子どもたちの姿がキラキラしていて自分もパワーをもらえた。
子どもの家族が大好きだと感じる気持ちを知り、強く感動しました。 
最初は泣いて帰りたいと言っていた子が、来年また来たいと言ってくれてとてもうれしかった。 
小さい体なのに、なにごとにもチャレンジする子どもの姿はとてもかわいらしかったです。 
子どもたちは6歳や7歳に思えないほど主体性があり、ルールを守れていてすごかったし、このキャンプはとても内容の濃い1泊2日だと思いました。 
   (全てアンケートの原文のまま掲載)

 
 全体をとおして
 今回は、雨の影響で初日と2日目のプログラムを一部入れ替えて実施しました。結果として、晴天のもと、子どもたちに「米ノ山山頂へ歩いて到達する」という目標を達成させることができてよかったです。また、野外調理や活動前の集合整列、寝具の片づけ等の様子を見ていると、第1回から第2回、第3回と回を重ねるごとに子どもたちの成長を感じることができました。参加した子どもたちには、このキャンプを「やり遂げた」という自信を持って、さらなる成長を続けてほしいと願います。