事業報告

 平成30年度  社会教育専門研修

市町村社会教育委員新任者研修会

 
 期 日  平成30年7月11日(水) 10:10〜16:00
 参加者   94名
 趣旨
 新たに委嘱された市町村の社会教育委員等を対象に、社会教育委員の役割や当面する社会教育の課題等についての研修を行い、生涯学習社会の実現に向けた社会教育活動の推進を図る。
 内容の実際

【講演】「社会教育委員の基本的役割と期待される職務」

講師:佐賀大学大学院学校教育学研究科 教授 上野 景三 氏


 佐賀県社会教育委員連絡協議会会長、佐賀県男女共同参画センター・生涯学習センター事業統括等を兼任し、佐賀県の社会教育を推進されている上野景三様からは、社会教育委員の基本的役割を中心に、現在の社会教育委員の現状と法律の2つの視点からお話ししていただきました。市町村社会教育委員の方々が疑問に感じている思いや職務について、ユーモアを交えて分かりやすく説明していただきました。また、「人生100年時代」を迎える社会において、社会教育委員に期待される職務として、「社会・地域・家庭の変化をとらえること」「社会教育委員の会議による情報共有と協議」等について、具体的な方向性を示していただき、熱い思いをもって参加者にメッセージを伝えていただきました。



 参加者の感想
活動についてすごくわかりやすい話をして頂きましたので、これから参考にさせて頂きたいと思っています。自分でできることをしっかり考えていきたいです。
職務の大きさにびっくりしました。今からの自分自身のあり方が問題と感じました。
上野教授の話されていることが日頃の疑問でしたので、大変良かったです。
人生100年に向けた生活設計に当たり、社会教育の重要性が高まることを知ることができました。


【講話】「地域を元気にする社会教育委員に期待すること」
     〜互いに学び合い、つながり合う社会教育を目指して〜

講師:福岡県社会教育委員 安部 正俊 氏


  福岡県社会教育連絡協議会会長、福岡県公民館連合会 副会長等を兼任され、福岡県の社会教育を推進するとともに、久山町教育委員会教育長として学校教育・社会教育を牽引されている安部正俊様からは、社会教育委員の在り方や、市町村社会教育委員の実態についてお話をいただきました。また、自分を磨き、行動できる社会教育委員を目指して欲しいという思いから、社会教育についてたくさんの知識や事例を得ることができる「社教情報」の紹介もありました。さらに、古賀市や久山町の特色ある具体的な取組について説明され、参加者が熱心に聞き入る姿が見られました。



参加者の感想
社会教育委員として実際どのような場面でどのような役として活動すればよいか…等、具体的な話を聞けてこれからどこに気を付けてどこに重点を置いて活動すればよいのか詳しく話して頂きとても良かったです。
社会教育委員としての心得が参考になり、私自身が学び続け魅力ある人間になる必要性を感じました。
「まちづくりに正解はない」→「善意のすり合わせ」をいかに実現するか。社教情報を購読し社教委として『自分づくり』から始めます。
地域を把握し人材を把握しコミュニケーション力をもって情報発信しつなげていく事が大切だと思いました。


【実践発表】「自ら考え、自ら動く社会教育委員」
       〜市教委への提言と啓発を通して〜

発表者:小郡市社会教育委員 田 末子 氏

 小郡市社会教育委員を20年以上務めながら、福岡県社会教育連絡協議会副会長として福岡県の社会教育推進にご尽力されている田末子様からは、社会教育委員の仕事に疑問を持ったきっかけや、教育委員会への提言や「市民みんなでラジオ体操」の取組等の実践的な活動について実践発表をいただきました。参加者が感じている疑問や思いについて、先輩社会教育委員としてお話をいただき、参加者のうなずく姿を見ることができました。また、自主勉強会や名刺作成、社会教育委員バッジ等、すぐに実行できる事例も御紹介いただき、参加者の興味を引きつける発表内容でした。



参加者の感想
定例会、自主勉強会で委員の仲も良くなりました。社会教育委員バッジがある事に自信もつくと思いました。地域の人にも名刺があればわかってもらえる事と思いました。
「社会教育委員として何も役に立っていない」「これでいいのか」という思いが、良い意識改革をもたらし、委員各自の自覚をさらに高めることにつながっていることがとても参考になりました。
大変参考になりました。田さん 素晴らしい「熱意と行動力」に感動しました。
とかく、行政側が主導ぎみで行政側からの片道通行な状況が町には見られますが、教育委員長と社会教育委員双方で会議案を作成している事が素晴らしいと感じました。


【グループ協議】グループ協議「社会教育委員としての今後の方向性について考える」


 県内の他市町村の取組の情報交換と、社会教育委員として求められる役割と今後の活動の方向性について考える、という2つを目的にグループ協議を行いました。「こんな地域になったらいいな」という質問に対して、解決に向け様々なアイディアを出し合う活発な交流の場となりました。情報交換をし、アドバイスをもらう中で、自分の考えを整理することができ、明日からの地域活動の「一歩」を踏み出すヒントが得られたようでした。



参加者の感想
それぞれの市町村や参加団体での活動を知ることができました。自分達の市でも出来ることがあるのではととても勉強になりました。
他の地域も同じような悩みがあるんだなと思いました。人数の多い地域も少ない地域も意外と悩みが同じでびっくりしました。
他市町村の方と語り合えることはなかなかないので、とても充実した時間となりました。こういう機会がもっとあってもいいなと思いました。
社会教育委員の選出基盤について、2年ごとにテーマを変えてテーマに沿った団体から委員を選出している町があったので、参考になりました。