■役割分担の例

役割 人数 内容
営火長 集いの責任者で、始まりと終わりに言葉を述べます
火の司 プログラム全体の司会進行をします
火の神 迎火の集いで、火をかかげて入場します
火の守 4〜8 分火したトーチをかかげ、誓いの言葉を述べます
ファイヤーキーパー まき組みをしたり、火勢の保持につとめます
献詩係 1〜2 迎火・別れの集いで、詩の朗読をします
音響係 集いが盛り上がるように演出します
会場係 10 まき組みや後片付けをします

■展開例

事前準備 ・枕木・薪の組み立て
・トーチ・灯油・防火用バケツ・使用機器の準備
・リハーサル等
※事前の準備時間を30分程度確保しておいてください。


第1部 迎火の集い (聖なる火を持つ火の神を迎え、中央の火床に点火します。
                  燃え上がる炎を囲みながら友情の火を起こしましょう)

内容 流れ
全体入場 (火の神) 衣装を着替え、用意しておく
(全 員)  4列で入場し、火床を中心に円になる
(火の司) 「ただいまより、○○学校キャンプファイヤーを行います。
       火の神が若杉山からの聖なる火を持って入場しますので、
       静かに見つめてください。」
(火の神) 静かに入場し、火床と参加者の間を一周し営火長の横につく
集い開始の言葉 (火の司) 「それでは、営火長よりはじめの言葉をお願いします。」
(営火長) 「いまここにみなさんの友情…。」(資料1
中央の火床に
点火
(火の司) 「ひきつづき、火の神によって中央の火床に点火をお願いします。」
       「点火。」
詩の朗読 (火の司) 「火床に炎がともりました。人の人生は何もしないでいるには長すぎます。
       何かしようとするには短すぎます。
       同じ人生ならば、ぜひとも心に光り輝く一瞬をもって前向きに生きて
       みたいものです。
       中央の火床の明かりを見つめながら詩の朗読を静かに聞いてください。」
(朗 読) 「営火は燃える、赤々と…。」(つづきはこちら)
1部エンディング (全 員) 流れてくる曲を静かに聞く
       (知っていれば歌う。あとはハミングで)


第2部  ゲーム・出し物(グループや班で楽しいゲームや出し物を行い、友情を深めましょう。)

第3部  送火の集い(今夜自分たちを照らし続けてくれた炎に感謝し、仲間との友情を深め合いながら
              ファイヤーロードをくぐりましょう。)

内容 流れ
全員集合 (営火長) 火床の前に出てくる
(火の司) 「人は決して一人では生きられません。支え合い、寄り添い合ってこそ
       生きられるものです。
       このトーチも、自分の身をすり減らしながら、私たちのため光を与えてくれました。
       あなたの愛する人を、そして、あなたを愛してくれる人を
       思い浮かべてごらんなさい…。
       お父さん、お母さん、兄弟、友だち、そして恋人…。」
詩の朗読        (すこし間をあけて)
(火の司) 「とても楽しいひとときでした。しかし、もう夜も遅くなってきました。
       そろそろこの場所を野生の動物たちにゆずりましょう。」
       「それではでは営火長から終わりの言葉をお願いします。」
営火長の言葉 (営火長) 「大勢の友だちが一つの光を…。」(資料3
火の守 (火の司) 「それでは営火長から火の守へ分火してもらいます。」
       「分火。」
誓いの言葉
火の守への分火
(営火長) 火の守は一人ずつ分火してもらいにいく
(火の守) 分火直後、一人ずつ誓いの言葉を言う
(火の守A) 「私はこの火に変わらぬ愛を誓います。」
(火の守B) 「私は…。」(資料4
(火の司) 「営火長より火の守へ分火されました。火の守は営火長の前へ整列してください。」
(火の守) 営火長の前に2列で整列し、アーチ(ファイヤーロード)を作る
集い終了の言葉 (火の司) 「以上を持ちまして、○○学校キャンプファイヤーを終わります。」
       「皆さんは火の守のアーチの間を通って退場してください。」
(全 員) 火の守のアーチの間を通って解散する


後片付け 用具の回収・返却
火床の消火(水をかけて完全に火を消してください)
センター職員の点検(点検が終わるまで必ず待機しておいてください。

■資料

資料1
営火長の言葉
(1部 迎火の集い)
 いま、ここに皆さんの友情と団結のために聖なる火を迎えます。
 私たちは、この研修に参加することにより、仲間としての絆をさらに深く結ぶことができました。
ともすれば、自己の生活を見失いがちな私たちはこの研修によって、自ら考え、自ら行うことの意義を、身をもって体得しました。
 規則正しい生活、創造的な生活体験は、自己を改めて見直させてくれると共に多くの若き仲間の、たくましさや素晴らしい行動を知らせてくれました。
 聖なる火を囲んでの集いが、一人一人の心の奥深く、いつまでも美しく、しかも、楽しい思いでとなるよう祈りつつ、この集いを開きます。
(資料2)
資料3) 
営火長の言葉
(3部 送火の集い)
 大勢の友だちが一つの光を中心にして歌ったり、踊ったりして、打ち解けあい、楽しく過ごしたこの2時間の感激は、皆さんにとっては忘れられない良い思いでとなることでしょう。
 この火は消えても、いつまでも心の中に炎を燃やしつづけて、一緒に過ごした仲間を思い出してください。
資料4) 
誓いの言葉
わたしはこの火に友情を誓います
わたしはこの火にたえず努力することを誓います
わたしはこの火に尊敬する心を持つことを誓います
わたしはこの火にみんなと協力することを誓います
わたしはこの火に希望を持つことを誓います
わたしはこの火に助け合いの心を誓います
わたしはこの火に思いやりの心を誓います
わたしはこの火に家族を大切にすることを誓います
(資料5)  
詩の朗読
(3部 送火の集い)
あたりまえのことを あたりまえにやれて あたりまえのことに感動できる人になりたい
あたりまえのことを あたりまえにやることが おろそかになってはいないだろうか
あたりまえのことに感動できなくて 狂った刺激のみ追ってはいないだろうか
人間は 人間らしくあれと言う あたりまえのことを大切にしたい
 今 自分のなすべきことは何か この機会に考えよう


■トーチの作り方

トーチの作り方の図


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