山野ん楽
【やまのんがく】

山野ん楽
【開催場所】
嘉麻市 若八幡神社
【開催日】
9月23日  
【指定】
福岡県指定無形民俗文化財
【アクセス】
西鉄 山野バス停から徒歩約7分

【由来等】
 1244(寛元2)年、当地に宇佐神宮の分霊が勧請された際に伝来したといわれている。山野地区のいい伝えでは、農業を営むのに大切な牛が多く死んだので、占い師に聞くと「水神様の祟りであるから楽打ちを宇佐神宮に習ってするとよい」と告げられたことから始まったといわれている。

【活動の歴史】
 1880(明治13)年に中断したところ、山野地区に火災が頻発した。占い師に聞くと「山野では、家が3軒になるまで奏楽(楽打ちのこと)を止めないと誓ったが、祭りを止めたため溜池の河童が腹を立てている」と告げられ、1890(明治23)年に復活した。その後は、日中・太平洋戦争中も中断することなく続けられている。

【芸能を行う理由・目的】
 氏子の家内安全、牛馬安全、五穀豊穣

【舞・踊りの特徴】
 楽打ちは2列に並んで演舞し、笛楽(鎮魂行事)と歌楽(祈願行事)の2種がある。笛楽は笛と鉦に合わせ演舞する。歌楽は楽方が歌いながら演舞し、列が交差する場面がある。笛楽は7番、歌楽は5番あり、若八幡神社と公民館で全曲を演舞する。
民俗芸能では私たちが普段見ることのない道具や興味深い言い伝えなどがたくさんあります。



嘉麻市
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このホームページの情報は、2002年11月から2004年3月の間に行った取材を元に掲載しています。
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