上中元寺の盆踊り
【かみちゅうがんじのぼんおどり】

上中元寺の盆踊り
【開催場所】
田川郡添田町 上中元寺公民館
【開催日】
8月16日  
【指定】
指定なし
【アクセス】
添田町役場から78号線を車で中元寺へ約5km。

【由来等】
 上中元寺地区で盆踊りがいつ頃から始まったのかは定かではないが、地元の人によれば、明治、大正の頃から始まったのではないかとのことである。

【活動の歴史】
 かつては中元寺地区内の青年団を中心に初盆にあたる家を1軒ずつ回っていた。四十七士の衣装で踊っていたこともあるといわれる。近年になり唄い手、踊り手がそれぞれ少なくなったため、公民館での合同慰霊祭の際に盆踊りを行うようになった。「松坂」「ひよひよ」の口説きは代々口伝えで唄い継がれてきたものであるが、より確実に伝承するため、口説きの熟練者、有国清次氏の協力を得て平成4年に、口説きの文句を山本文一氏の編集によって1冊の本にまとめ、さらに充実させた本を平成12年に完成させ、現在に至る。

【芸能を行う理由・目的】
 精霊供養

【舞・踊りの特徴】
 「松坂」は13番、「ひよひよ」は20番まである。最初1名の唄い手が2節口説き、その後「松坂」では踊り手全員が2節口説きを返し、「ひよひよ」では踊り手全員が同内容の口説きを2節唄うという形で踊られる。踊り手は円形になり、口説きのリズムに合わせて手と足を左右に振りながら右まわりに回って踊る。以前はゆっくりとした調子で踊っていたが、初盆の家を回る軒数が多いときに踊りが自然と速くなった。その速さの踊りが現在でも続いているとのことである。
民俗芸能では私たちが普段見ることのない道具や興味深い言い伝えなどがたくさんあります。



添田町
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このホームページの情報は、2002年11月から2004年3月の間に行った取材を元に掲載しています。
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