大分の獅子舞
【だいぶのししまい】

楽器・道具等の特徴
 獅子頭は神事の時用いるものは、300年位前の角ばったもの。神事以外の時は、近年作ったものを用いる。笛は篠竹で作り自作。赤、黒の漆塗りで、穴は7穴。小太鼓は張り太鼓。バチは孟宗竹を笞のように削ったものを用い(太さや、しなり具合など、微妙な調整が肝心)獅子楽のリード役を務める。大太鼓は締め太鼓。バチは赤、黒に塗ったものを用い、音を確かめながら締め具合を調整する。鉦はチャンカタともいう。

禁忌についての言い伝え
 喪中に当る人は参加を控えている。

その他
 舞方は、2年に2人ずつ加入して、8名を確保している。8年経ると役目を終えて後見となり、現役の指導や、現役に支障ある時は代役を務める。獅子舞の移動は隊列を組む。その順序は、お祓いさま、舞方の年長者2名(雄獅子、雌獅子各1名)、獅子頭、子供太鼓打ち、大太鼓、小太鼓、笛、鉦の楽人、太鼓の台、関係者。獅子舞をする場所に行く時、出る時は楽を奏する。衣装揃いは、平成15年は9月24日。本来は祭の2日前。現在は舞方(現役)の都合により、年により変わる。獅子頭をはじめ道具類の手入れや、わらじの紐等を作る。孟宗竹を割って小太鼓のバチを作る。大太鼓の締めなおしなど。衣装揃いは、原則的には、獅子方の年長者の家で行うが、公民館などで行うこともある。雄獅子、雌獅子の夫婦固めの杯の結婚式が行われる。縁起物の「嶋台」が飾られる。その日の夜、伊佐家への里帰りの行事がある。また獅子舞の特徴として、舞始める前には楽を奏し、舞方は獅子の中に入り、舞の準備をする。又舞終った時の同じく楽を奏し、舞い方は獅子の中から出て着物を納める。子供の大太鼓は独特の舞を伴っている。








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