生立八幡神社山笠
【おいたつはちまんじんじゃやまかさ】

楽器・道具等の特徴
 山笠は舁山(かきやま)曳山(ひきやま)の2種類からなる。やぐら組の台座に「大棒」をとりつけ担ぎ座とする。台座には高欄(こうらん)・破風(はふ)飾り・彫物をとりつけ、これに「ヤナギ」と呼ばれる切紙飾りや緋ののぼりで飾りたてる。台座中央に大ダシ・小ダシと呼ばれる20mほどの柱を立て、先端に梵天を、基部に榊をとりつけ、依代とする。

禁忌についての言い伝え
 基本的に女人禁制とされ、山笠への女性の関与はまかない方や準備に限られるという禁忌があるが、この始まりや由来を明確に語る由来譚は伝わっていない。

その他
 現在山笠は、「馬場」と呼ばれる広場内のみしか動座しないが、昭和30年代頃迄は奉納各集落から担ぎ寄せられており、最長2kmほどを移動、往復していた。このうち山鹿区の山笠は「川渡り」をすることで知られ、応援の担ぎ手も集めて水中を渡し切る様は壮観であったといわれる。各山笠に配置された采配用の太鼓や鉦の打ち方は山鹿流(兵法)の陣触とされ、「人寄せ」「舁き上げ」「遣り方」など幾つかのリズムがある。








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