事業の報告 (平成25年度)
子どもボランティアサークル「タイミング」 第3回
 
 2月2日に今年度のタイミング会員とその家族を対象に「子どもボランティアサークル『タイミング』」第3回をさつき松原と「玄海の家」にて行いました。

 今回のメインの活動として、さつき松原管理運営協議会と宗像市が「〜さつき松原再生プロジェクト〜」の一環として行っている松の植樹体験に参加しました。さつき松原は、近年、松くい虫の被害が続き、多くの松が枯れてしまっている状況です。そのため、松の植樹活動はとても重要なものになっています。この活動では他の参加者と約850本ものクロマツの苗を植樹しました。参加者たちは松が潮風による塩害や生活圏内への砂の入り込みを防ぐということを学び、家族や友達と協力しながら多くの松を植えることができました。
 さつき松原での植樹体験の後は、「玄海の家」で、松の枝打ち体験と第2回のタイミングで作成した松の保全を願う看板の設置を行いました。松の枝打ちは、松の成長を促すためにとても重要な作業です。参加者は汗を流しながら、一生懸命活動していました。その後の昼食作りでは、備蓄食材を使った防災クッキングを行い、レトルトごはんや、パスタの素を使い、簡単、手軽に作ることができました。親子で調理することで、子どもが家庭での手伝いをするきっかけになったのではないかと思います。
 第3回のタイミングを終えて、参加者から「自然の大切さがわかった」、「グループの人と一緒にご飯をつくったり、松を植えたり、枝打ちをしたりして楽しかった」などの声をいただきました。約半日の行程ではありましたが、自然環境保全について学びながらボランティアを行うことのできる充実した『タイミング』となりました。