平成24年度
  5.チャレンジ!冬山登山!
 
期 日  平成25年1月19日(土)~1月20日(日)


参加者 20名(成人男性11名、成人女性9名)

プログラム

第1日目 【1月19日(土)】
 時  間 活 動 内 容   
13:00~14:30 受付 しゃくなげ荘休憩室
14:30~14:50 出会いのつどい しゃくなげ荘休憩室
15:10~15:20 バス移動  しゃくなげ荘~別所駐車場
15:20~17:10 実習「雪山歩行技術講習」
[講師]日本体育協会公認山岳上級コーチ   園川陽造氏
[講師]日本体育協会公認上級スポーツ指導員 瀧口文三氏
別所駐車場~九州自然歩道~野営場~スキー場
17:30~18:15 入浴・休憩 青年の家
18:15~18:50 夕食・施設利用説明・諸連絡 食堂
19:00~20:00 講話「雪山の裏話」
[講師]日本体育協会公認山岳上級コーチ   園川陽造氏
わかすぎ
20:00~21:30 交流会 わかすぎ
22:30~ 就寝  

第2日目1月20日(日)】
 時  間 活 動 内 容   
7:15~7:30 起床・朝食・出発準備  
8:30~8:50 集合・準備体操 出会いの広場 
8:50~14:00 実践「チャレンジ!冬山登山!」
[講師]日本体育協会公認山岳上級コーチ   園川陽造氏
[講師]日本体育協会公認上級スポーツ指導員 瀧口文三氏
 青年の家~スキー場~北西尾根~中岳頂上~バードライン~奉幣殿~銅の鳥居
14:25~14:30 バス移動  銅の鳥居~しゃくなげ荘
14:40~ 別れのつどい   しゃくなげ荘休憩室

活動の実際

第1日目 【1月19日(土)】
 参加者20名を2つのグループに分け、別所駐車場から高巣原スキー場まで「雪道の歩き方」を実習しました。講師からの注意事項を確認しながら、雪道歩行を体験しました。高巣原スキー場では、雪の斜面の登り方・下り方、滑落したときの停止の仕方などを実習しました。夜は園川先生の講話「雪山の裏話」と題して、冬山の特徴や装備、生活技術用具などユーモアを交えて楽しい話をしていただきました。その後の交流会では鯉料理に感激しながら、登山やその他の趣味を語らい、互いの親睦を深める場となりました。
 
出会いのつどい  雪道歩行の注意確認!  一歩一歩 慎重に…
 
高巣原スキー場で登山訓練   輪かんじきも体験しました そりに乗って滑落停止の訓練
                         
園川先生の「雪山の裏話」
第2日目 【1月20日(日)】
 雪山登山当日は、風も少なく晴天に恵まれ、絶好の雪山登山となりました。北西尾根のコースでは崖をザイルを使って登るなど滅多にできない経験をしました。頂上付近では霧氷や樹氷が参加者を出迎えて、登山の疲れを一気に吹き飛ばしてくれました。そして頂上では、雲海に浮かぶ九重連山や阿蘇山が参加者を感動に包み込みました。講師の瀧口先生も「30年登って2回目」ということでした。頂上ではお湯を沸かし、温かいカップ麺を食べて寒さを和らげました。

瀧口先生グループ
「がんばるぞ~!」
園川先生グループ
「さぁしゅっぱ~つ!」
TV取材の方も大変そう…  北西尾根付近の様子  「まだまだへっちゃら!」
北西尾根最大の難所「崖のぼり」  頂上付近はまさに銀世界&樹氷 頂上から見た雲海に浮かぶ九重連山
 
山頂で食べるカップ麺は格別!   今度は下山! 気を抜かずに!
ストックもしっかり使って行きましょう 
奉幣殿に到着! 別れのつどい 講師挨拶  最後は参加者から講師へ謝辞
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  山頂での集合写真 瀧口先生グループ                   山頂での集合写真 園川先生グループ
参加者の声
・ 一回目と違い、実習があったのが良かった。実技でやるのと聞く場合では理解が違う。 
・ 今回参加したことが今後の登山の参考になるので大変良かったと思います。 
・ 知識・技術を学ぶことができ、今後の登山においてよい体験ができました。たくさんの方々と出会えたこともまた良い経験となりました。 
・ 山頂からの景色が最高でした。またの機会があったら参加したいと思います。 
・ 最高の天気・素晴らしい眺め・雪のコンディションなど十分に満足しました。 
・ 講師の丁寧なご指導のお陰で、冬山登山技術の基本を学ぶことができました。お天気にも恵まれ頂上では九重、阿蘇山を望めとても感激しました。 
・ 福岡県内の身近なところで自然を楽しめるとても良いイベントだと思います。今後も是非続けてほしいと思います。 
・ 講師の経験に基づくアドバイスをいただき理解を深めることができました。雪と雲海を満喫しました。コースも丁度良い行程でした。スタッフの皆様の尽力で楽しい冬山登山ができました。 
・ 雪道の歩き方は大変勉強になりました。冬山は童心にかえってヤミツキになりそう!また別世界を改めて気づきました。日本アルプスをめざして挑戦したいと思っています。 
・ 雪が深くて、びっくりしましたがすごくきれいでした。
・ 講話が大変勉強になりました。登山道具・山の情報などの話が聞けてためになりました。初めての参加でとても楽しかったです。
・ 独学では知り得なかったことを基礎から学べてありがたかった。一度冬山に登ってみたかったので幸せです。写真もたくさん取れました。満足度が高かったです。要望として、もっと技術を深堀りする講習会を開いてほしいです。 

全体をとおして
 参加者から人気が高いこの事業も3年目となりました。雪量が不安でしたが、前々日に雪となり、二日間ともに最高のコンディションとなりました。深いところでは膝が埋まるほどで、参加者からも「こんな雪道歩行は初めてです。」という声もありました。山口県や熊本県など遠方からの参加者にも冬の英彦山を満喫していただきました。
 登山後、参加者からは、「雪山で幕営をしてみたい」や「もっと難所のコースを行ってみたい」など更なる意欲を感じる声が聞かれました。今回の経験をとおして、雪山登山に興味を持ってもらえたことが大きな成果だと思われます。また、英彦山の自然の魅力に興味を持ってもらうきっかけにもなったようでした。
 次年度に向けて、参加者から「是非来年も実施してください。」という声に答えるべく、コースの設定や雪洞づくりなどのプログラムの充実を図り、魅力ある事業にしていきたいと考えています。