事業の報告 平成26年度
  1.英彦山新緑トレッキング

期 日  平成26年5月24日(土) ~ 25日(日)

参加者 79名

プログラム
第1日目【5月24日(土)】
 時  間 活 動 内 容 
17:50~18:20 出会いのつどい
19:00~20:30 「英彦山山開き前夜祭」参加
○ 英彦山地域の郷土芸能や伝統文化にふれ、英彦山への興味・関心を高める。
 ・まさかり舞い
 ・山伏問答
 ・交歓のつどい
(まえつえ浦和太鼓・彦山踊り・彦山ガラガラ節・炭坑節)
22:30 就寝

第2日目【5月25日(日)】
 時  間 活 動 内 容 
6:30~7:30 起床、朝食
8:30~15:00 コース別トレッキング
○ コース別トレッキングを行い、英彦山の自然を体感するとともに心身のリフレッシュを図る。

 ・知る人ぞ知る絶景、裏英彦山コース
(青年の家→スキー場→北西尾根→中岳→ケルンの谷(昼食)→
薬師林道→高住神社→青年の家)

 ・山開き参加、北西尾根コース
(青年の家→スキー場→北西尾根→中岳→上宮〔11:00山開き、
終了後昼食〕→バードライン→スキー場→青年の家)

 ・英彦山の定番!中岳登山コース
(青年の家→高住神社→一本杉→北岳→中岳(昼食)→
バードライン→スキー場→青年の家)

 ・歴史と文化を学ぶ英彦山散策コース
(銅鳥居→幸駅(スロープカー)→神駅→奉幣殿→
政所坊跡庭園(昼食)→修験道会館→顕楊坊→宝篋印塔→
財蔵坊→幸駅)
15:00 別れのつどい

活動の実際

【英彦山山開き前夜祭】
 1日目は、英彦山青年の家で「出会いのつどい」を行った後、添田町主催「英彦山山開き前夜祭」に参加しました。当日は晴天に恵まれ、前夜祭恒例の「まさかり舞い」や青年の家職員による「山伏問答」、「彦山踊り」などの出し物を楽しみました。また、参加者全員で炭坑節を踊るなど、大変な盛り上がりをみせました。
↑出会いのつどい ↑「まさかり舞い」の様子
↑ 「山伏問答」の様子 ↑参加した方に楽しんでいただきました 

 参加者の声
・終盤になるにつれ盛り上がり、楽しむことができました。
・楽しさ、もの珍しさ満載の最高の前夜祭でした。
・まさかり舞い、山伏問答、たいこと大変楽しませていただきました。
・英彦山青年の家職員の山伏問答が大変よかったです。

【知る人ぞ知る絶景、裏英彦山コース】
 英彦山の裏を通るこのコースで、20名の参加者がありました。中岳からケルンの谷に下った後に広がる英彦山の裏側の景色を初めて見る参加者からは、感動の声があがりました。
↑険しい山道を歩きます  ↑「ケルンの谷」での集合写真
(写真が大きくなります)

参加者の声
・裏英彦山のルートは初めてで新鮮でした。
・今まで単独登山がほとんどでしたが、団体登山の楽しみを十分味わいました。
・昨年とは異なる英彦山を楽しむことができました。途中で先生からいろいろな話を聞くことができたのもよかったです。
・緑を楽しみながら登ることができました。
・初めてのコースで面白かったです。きつかったけれど、自分の体力のチェックになりました。

【山開き参加、北西尾根コース】
 途中まで傾斜が急ですが、頂上に近づくにつれて、とても見晴らしがよくなる北西尾根を通るコースです。当日は、17名の参加があり、中岳上宮では山開きが行われました。
↑上宮での山開きの様子 ↑中岳山頂にて(写真が大きくなります)

参加者の声
・森の中をぬける風に応援してもらいながら山開きコースを楽しむことができました。英彦山上宮も36年ぶりで、本当にいい一日になりました。
・はじめて英彦山に登って、とてもきつかったです。でも、がんばって最後まで登ることができました。
・初めての山開きに参加することができてうれしく思います。充実した一日が送られました。
・植物の名前、生態系等の詳しい説明が分かりやすく、楽しく参加できました。
・きつかったけれど、いい景色を見ることができてよかったです。

【英彦山の定番!中岳登山コース】
 北岳から中岳をめぐるルートは、英彦山で最もメジャーなコースの一つです。当日は、28名の参加があり、小学生から大人まで元気に登山をしました。
↑中岳山頂にて(写真が大きくなります) ↑スキー場を下山する様子

参加者の声
・年齢を考えるときついかなと思いました。しかし、講師の先生の御指導で楽しく登ることができました。
・初めて英彦山に登ったので、いろいろ説明して頂いてよかったです。
・英彦山は岩がたくさんあったのですごいと思いました。先生がいろいろ教えてくれたので木の種類が分かりました。
・英彦山に親しみを持てました。また家族で登りたいと思います。
・普段歩いたことがないコースを歩くことができてよかったです。

【歴史と文化を学ぶ英彦山散策コース】
 日本三大修験山に数えられる英彦山は、山伏の坊舎跡など多くの史跡が残されています。このコースでは、普段はあまり知ることのない英彦山の知識や情報を学びました。14名の参加でした。
↑奉幣殿にて
(写真が大きくなります)
   ↑新緑鮮やかな政所坊跡庭園

参加者の声
 ・講師の方の説明がとても分かりやすく、また普通見ることのできない坊まで見せて頂きよい経験になりました。
・登山には時々来ますが、いろんな史跡に気付かず見逃していました。再認識し、勉強になりました。
・歴史・文化の貴重なものを見せて頂いてありがとうございました。
・すばらしい英彦山を再発見しました。再度息子と参加したいです。

全体をとおして

 2日間とも好天に恵まれた今回の「英彦山新緑トレッキング」には、小学生から70代の方までの幅広い年齢層の方が参加されました。
 まず、1日目の添田町主催「英彦山山開き前夜祭」に参加し楽しんでいただけたことは、英彦山の歴史・文化に対する興味・関心を持ってもらうことにつながったと考えています。
 また、2日目のコース別トレッキングは、最も参加者の多かった「英彦山の定番!中岳登山コース」をはじめ、新設された「山開き参加、北西尾根コース」に加え、「知る人ぞ知る絶景、裏英彦山コース」「歴史と文化を学ぶ英彦山散策コース」まで、約80名の参加がありました。各コースともに、鮮やかな新緑に包まれた英彦山の美しい景色を楽しみながらトレッキングすることができました。参加された方々から、「新緑がきれいで、心地よい登山でした。」「リフレッシュできました。」などの感想をたくさんいただきました。