事業報告
 平成27年度
「学社連携研修会」

 
 期 日  平成27年9月15日(火)
 参加者   59名
 日程
 
時程 内容
13:45
受付
14:00
開会行事
14:10



14:50
研修1(実践事例発表)

「三者の協働による目標達成の取組」〜学校側からのアプローチ〜             
  発表者:大分県国東市立竹田津小学校 校長 橋本 邦彦 氏 

15:00


研修2(講話・演習)

「『和衷協同』の地域づくり、『一気通貫』のシステムづくり、『百花繚乱』のひとづくり」
講師:NPO法人チェンジライフ熊本 副理事長 三角 幸三 氏

16:30
16:45
 
閉会行事 

 活動の実際
【研修1】
 大分県国東市立竹田津小学校の橋本校長による実践事例の発表が行われました。学校・家庭・地域の代表者による目標達成チーム会議を通して、三者が協働して達成する重点目標を「勉強に頑張る子の育成」と明確にし、それに向けて協働して行うノーテレビ・ノーゲームデー、学校公開、朝ドリルサポーター等の取組が提示されました。
 
竹田津小学校の取組を発表する橋本氏・実践事例発表を聴く参加者のみなさん
竹田津小学校の取組を発表する橋本氏  実践事例発表を聴く参加者のみなさん

参加者の声
学校教育目標の共通理解の大切さを痛感しました。
ノーテレビ、ノーゲームの日を実行してみたいです。
社会教育委員として、町教育委員との連携の大切さがわかった気がします。
学社連携の取組としてもっともわかりやすい報告で、しかも、素晴らしい成果を上げておられることに感服いたしました。地域の方々の変容が素晴らしいと思います。 
 
【研修2】
 NPO法人チェンジライフ熊本の三角幸三先生による、地域づくり・システムづくり・ひとづくりについての講話と、家庭教育支援で活用できるワークショップの演習が行われました。その中では、これまでの学校支援地域本部事業の推進やコミュニティースクール推進を支援するための活動からまとめられた、学校と地域が効果的な連携を推進するための視点等が提示されました。また、ワークショップでは、「くまもと親の学びプログラム」を用いたグループごとの活動を通して、家庭教育支援に対する参加者の理解と意欲が高められました。

参加者の中に入って講話をする三角氏・演習でグループ活動を行う参加者のみなさん
参加者の中に入って講話をする三角氏 演習でグループ活動を行う参加者のみなさん

参加者の声
演習の内容など、自分の担当する事業等でも活かせそうです。細かな配慮すべき事項もさりげなくご教示いただきました。
大変わかりやすい講話、とても楽しい演習でした。「意欲を高めるとスキルが伸びる。」私たちが取組を行ううえでのヒントになりました。
学級・学年懇談会やPTA活動の中で今日のようなプログラムを仕組み、参加した方々が子育てについていろいろな話ができるように、また、学校と一体となった子育て支援の視点の共有化を図れるように、その一助にしたいです。
「学校とのかかわりがなければ知らない人。かかわれば支援者」という言葉は確かにその通りだと思いました。学校と地域をつなげるためにコーディネーターが重要な役割を担っていくのだと感じました。 
 全体をとおして
 今回の研修会では実践事例発表の内容も講話・演習も大変関心の高いテーマであり、社会教育委員をはじめ、教育委員、小中学校教員、PTA役員等と参加者の所属にも広がりが見られました。そして、参加者からは「地域の人材の育成などの協力ができればよいと思う。」などの声もあり、学社連携の取組の今後を考えることにつながったようです。参加者にとって今後の実行してみたいことや工夫してみたいことを見つけることができた研修会となったことで、その中から、この研修内容や学んだ視点等が、各地の放課後をはじめとする子どもたちの学習支援の取組等にも活かされる場面も、今後は出てくると思われます。
 そして、「今回のような講座を再度お願いしたい。」の声も多数あり、参加者のニーズに応えながら今後への意欲を高めることができた研修会となりました。