九州歴史資料館|Kyushu Historical Museum

展示案内概要

平成28年度の展示計画一覧

 平成28年度の当館の展示計画一覧を、次のPDFファイルにまとめておりますので、ご覧ください。

pdf 九州歴史資料館 平成28年度 展示計画のご案内 PDF:345KB
pdf 九州歴史資料館 平成28年度 上半期スケジュール PDF:326KB

常設展(第1、3、4展示室)

第1展示室(1階 エントランスより左側)
ここでは、九州や福岡県域の歴史を語る上で意義深い資料を取り上げ、旧石器時代から近代まで、各時代を象徴する資料を時間の流れに沿って印象的に展示しています。

第3展示室 基準資料展示(2階 エントランスより階段を登って左側)
ここでは「基準資料」を展示しています。「基準資料」とは、発掘の際に年代などを特定する基準となる考古資料のことで、これまでの研究の積み重ねの結果、培われてきたものです。 ロッカー状の展示ケースを使って、時間の流れに沿って弥生土器、須恵器、古代の瓦を展示しており、土器の形や組み合わせの変化をお楽しみいただけます。
また、ここからは、吹き抜けになっている第1展示室を上からご覧いただけます。 異なる角度から展示物を見ることで、新たな発見があることでしょう。この風景は、他の館では見ることのできない、まさに「歴史(とき)の宝石箱」です。

第4展示室 遺構展示(1階 エントランスより右側奥)
ここでは、九州各地の遺跡で出土した遺構(発掘現場)をそのまま移設した「遺構展示」をおこなっています。 ガラス越し(上にお乗りください)に本物の遺跡を真上から覗き込むようにご覧いただけます。 各時代の珍しい遺構の様子がみられる、画期的な展示です。

【展示解説シート】
資料を詳しく解説した「九州歴史資料館展示解説シート」を展示室に備えていますので、ご自由にお取りください。
展示解説シートはここからもダウンロードできます。

第1展示室 第3展示室 ロッカー展示 第4展示室
▲第3展示室から見た第1展示室 ▲第3展示室-基準資料展示- ▲第4展示室-遺構展示-

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第1展示室-展示案内

【常設展】
「歴史(とき)の宝石箱」

1 旧石器・縄文時代―狩猟と採集―

ここでは、九州・福岡の旧石器・縄文文化を語る上で重要な資料で、 旧石器時代では、ナイフ形石器文化の石器を中心に展示しています。 特に狩猟具である、北部九州の大型の槍先形の石器は他では見ることができない、貴重な資料です。 縄文時代では、草創期の古い時代から晩期頃まで、土器の変化を時間に沿ってみることができます。 さらに低地より出土した木製品や貝塚出土の骨角牙器など、福岡地域ならではの縄文時代資料の展示です。

2 弥生時代―稲作とクニ―

ここでは、「弥生時代の始まり」「弥生の祀り」「首長墓」など、弥生文化を語る上で重要なテーマとなる資料を展示しています。 弥生遺跡の宝庫、福岡県内の代表的な遺跡・資料群を選定して展示しています。 北部九州の玄界灘沿岸地域で水田稲作に代表される弥生文化が成立したことを示す資料、甕棺墓葬に伴う祭祀の在り方を示す資料、地域社会内での階層化が進行し、首長墓が形成される過程を示す資料の展示です。

3 古墳時代―北部九州の古墳文化―

ここでは、「前方後円墳の出現」、「中期古墳の革新」、「装飾古墳の展開」など、北部九州の古墳文化を語る上で重要なテーマとなる資料で、 福岡県内の代表的な遺跡・資料群を選定して展示しています。 古墳時代開始の指標となる前期の前方後円墳から出土した副葬品、5世紀代の渡来人による新たな技術の導入の様相を物語る中期古墳出土の副葬品、北部九州で6世紀代に盛行する壁画系装飾古墳出土品の展示です。

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4 古代

Ⅰ ―大宰府史跡―

大宰府は西海道を統括する地方最大の官衙であると共に、東アジア世界への窓口としての対外交渉、防衛の中心でした。 ここでは、九州歴史資料館がおよそ50年にわたる発掘調査によって蓄積してきた大宰府史跡(大宰府政庁・政庁周辺官衙・水城・大野城・観世音寺・学校院など)の出土品から精選した、 象徴的な資料を中心に展示しています。

Ⅱ ―西海道大宰府―

大宰府が統括した西海道の各国からは、大宰府の影響を大きく受けたものや、律令制下の特徴を示す多くの資料が発掘調査によって出土しています。 ここでは、大宰府周辺域となる、福岡県内(筑前・筑後・豊前)の国分寺・郡衙・集落などから出土した資料を中心に取り上げて展示しています。

Ⅲ ―仏教美術―

仏像や仏画、仏具等のいわゆる仏教美術作品には、それぞれの時代それぞれの地域の、信仰の在り方が映し出されています。 また、信仰の場の中枢で重要な役割を果たしたこれらには、美意識と造形技術の粋が集められてもいるのです。 信仰文化や美術の歴史を考える上で、かけがえのない文化財だと言うことができます。 ここでは、福岡県域を中心としつつ、九州に伝えられた仏教美術作品を展示しています。

5 中世

Ⅰ ―その後の大宰府―

古代末頃、大宰府は西海道の政治的中心としての機能を喪失していきますが、観世音寺・太宰府天満宮等、宗教的中心地としての地位を近世に至るまで保ち続けます。 特に中世最大の対外貿易港の博多を通して流入する中国製陶磁器、高麗青磁などの陶磁器類が太宰府域でも特徴的に出土しています。 ここでは、大宰府およびその周辺の特に寺院跡や墓地から出土した陶磁器類、銅鏡・短刀などの副葬品を展示しています。

Ⅱ ―武士と戦乱の世― 

大宰府の求心力が低下する中、平安時代後期から鎌倉時代には北部九州にも多くの荘園が展開しました。また、鎌倉幕府の成立と2度の蒙古襲来は武士の台頭をもたらします。 九州における政治・経済の中枢たる太宰府・博多の地は、諸勢力による争奪の対象となり、以後、各地で激しい戦いが繰り広げられました。 ここでは、現在まで伝来する寺社や武家の文書史料から、中世社会の実像を感じていただきたいと思います。

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6 近世―「太平の世」の福岡―

江戸時代、現在の福岡県域には、福岡・久留米・柳川・小倉の大きく4つの藩が成立します。 安定した幕藩体制のもと、各領国で基盤整備が行われ、18世紀には社会・経済の大きな成長と技術の進歩、 文化・学問の興隆が認められました。ここでは、藩・地域を特定せず、江戸時代の「藩」・「地域(村)」・「文化・学問」・「経済・産業」を象徴するような、各種の文化財を展示しています。 近世福岡の多様な世界をご覧ください。

7 近代

Ⅰ ―「福岡県」の誕生とあゆみ―

1868年の明治維新後には、新たに天皇中心の政府が成立し、近代的な社会制度や生活様式が導入されていきました。展示では明治・大正期を中心に、昭和の戦前~戦後期までを 視野に入れた福岡県の近代史について「福岡県の成立」「士族反乱・自由民権運動と政党政治」「八幡の鉄と筑豊・三池の石炭」「軍・戦争」というテーマを設け、文書史料のほか、 地図・絵葉書など近代ならではの資料を展示しています。

Ⅱ ―絵図の世界―

江戸時代末期から明治時代にかけて、著名な寺社の境内絵図が数々版行されました。これらは参詣記念の土産物であり、また寺社側から言えば、重要な広報媒体でもあったと考えられます。 そして今こうした資料は、断片的な写真資料からは全体像をつかむことが容易ではない、在りし日の景観を考える上での、一つの有用な資料としての意義を持つようになっています。 信仰や観光文化、そしてまた景観の変遷について、これら寺社絵図の展示を通して知っていただきたいと思います。

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【第1展示室の展示物】

宗原遺跡の角錐状石器と槍先形尖頭器(筑紫野市) 門田遺跡・爪形文土器(春日市)
▲筑紫野市宗原遺跡出土の角錐状石器と槍先形尖頭器 ▲春日市門田遺跡出土爪形文土器
大宰府政庁跡出土鬼瓦(太宰府市) 大宰府政庁出土鎮壇具(太宰府市) 観世音寺出土老司Ⅰ式瓦(太宰府市)
▲太宰府市大宰府政庁跡出土鬼瓦 ▲太宰府市大宰府政庁跡出土地鎮具 ▲太宰府市観世音寺出土老司Ⅰ式瓦
千手観音立像(若杉霊峰会) 石造獅子(太祖神社) 櫨掛受取帳(熊谷文書)
▲千手観音立像(若杉霊峰会所蔵) ▲石造獅子(太祖神社所蔵) ▲櫨掛受取帳(熊谷文書)
八幡製鐵所溶鉱炉の絵葉書 八幡製鉄所本事務所の絵葉書
▲八幡製鐵所溶鉱炉の絵葉書 ▲八幡製鐵所本事務所の絵葉書
九州鉄道沿線案内
▲九州鉄道沿線案内

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第2展示室-企画展示-展示案内

新発見の文化財や話題性のある調査研究成果を紹介しています。 さらに、足元には10万分の1(1㎝=1㎞)の九州の衛星写真もあり、地形の様子などと関連づけて展示を見ることができます。 また、1/10の大宰府政庁の中門の模型も展示しています。

第2展示室 大宰府政庁中門復元模型
▲第2展示室(中央部床に九州の衛星写真) ▲大宰府政庁中門復元模型(スケール1/10)
【第35回企画展】
「きゅうおにとタイムトラベル-大昔のくらしと国づくり-」

会期:平成28年3月1日(水)~7月18日(月・祝)
福岡の大昔の人たちは、どのような服を着たり、食べ物を食べたりしてくらしていたのでしょうか。また、日本の国は どのように形作られてきたのでしょうか。そのような大昔の歴史の疑問を、九州歴史資料館のマスコットキャラクター・ きゅうおにがタイムトラベルをしながら探る企画展です。イラストを使ってわかり易く展示しているので、大人もこどもも楽しめます。
また、4~7月は、小学校6年生の社会科の歴史学習で、古代の日本に関する内容を学習する時期です。 本企画展は、小学校6年生の社会科の学習内容に沿った展示です。教科書で学んだことを、福岡県内の遺跡で発掘された、実際に当時の人たちが 作ったものや使っていたものを通して深めることができます。

第2 第2 第2
▲展示の様子

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第3展示室-基準資料展示-展示案内

常設展示2階回廊部分にあります。 調査研究によって明らかにされた、資料の型式や年代、地域性を理解するうえで基準となる資料を標本のように網羅的、体系的に展示しています。 通常見ることのできない、資料の集合体や変化の過程を理解することができます。
現在は、福岡県内の重要な弥生時代遺跡(石崎曲り田遺跡、板付遺跡、三雲遺跡など)を取り上げた弥生土器の編年、 西日本最大の須恵器窯跡である牛頸窯跡群出土の須恵器の編年、大宰府から出土した古瓦の編年が、それぞれ分かるように資料を展示しています。 また、引出しとなる資料群展示では、大宰府出土の貿易陶磁器、縄文時代から弥生時代の石器や鉄器など、順を追って分かるように展示しています。

pdf 解説シート28(平成25年2月) 基準資料展示室と文化情報広場
-九州歴史資料館2階の展示スペース-
PDF:415KB
基準資料展示 引き出し展示 見下ろした風景
▲基準資料展示…年代に沿って並べて展示していますので、変遷の様子が読み取れます ▲引き出しに収められた文化財を手元でご覧いただけます ▲見下ろせば、そこは「歴史の宝石箱(第1展示室)」

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第4展示室-遺構展示-展示案内

九州各地の遺跡で出土した遺構について、地下の遺跡を覗き込むように見ることができる展示です。 普段見ることができない、各時代の珍しい遺構があります。 現在は、旧石器時代の鹿児島県桐木耳取(きりきみみとり)遺跡の調理場の痕である礫(れき)群、 久留米市正福寺遺跡出土のドングリ入りのアミカゴ、 飯塚市の弥生時代の甕棺、 福岡市元岡・桑原遺跡群出土の網カゴ入り須恵器、 大宰府跡出土の地盤補強のための筏(いかだ)状遺構などを展示しています。
また平日は、無料でご利用いただける休憩・学習スペースとして開放しています。ただし、飲食スペースは館内の別の場所に設けておりますので、ここでの飲食はご遠慮ください。

pdf 解説シート23(平成24年11月) 地下の中をのぞいてみれば・・・
-九州歴史資料館第4展示室の遺構展示-
PDF:654KB
遺構展示全景 甕棺遺構 休憩室全景
▲第4展示室の遺構展示全景 ▲「甕棺」の展示風景…上のガラスに乗ってご覧ください ▲平日の第4展示室…散歩の休憩や読書などにご利用ください
【第35回企画展】
「きゅうおにとタイムトラベル-大昔のくらしと国づくり-」

会期:平成28年5月17日(火)~7月18日(月・祝)
第2展示室に隣接する第4展示室では、パネル展「きゅうおにのご先祖さま-大宰府の鬼瓦を探れ!!-」と「きゅうおにと学ぶ九州ゆかりの偉人」を開催しています。
また、第1展示室前の廊下では、パネル展「きゅうおにとめぐる福岡県の史跡・文化財」を開催しています。

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▲第4展示室「きゅうおにのご先祖さま-大宰府の鬼瓦を探れ!!-」 ▲第4展示室「きゅうおにと学ぶ 九州ゆかりの偉人」 ▲第1展示室前廊下「きゅうおにとめぐる福岡県の史跡・文化財」

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バックヤード

中庭からは、文化財整理室での発掘調査出土資料の整理作業や、最新の機器を備えた保存科学諸室の保存修復作業が見学できます。

pdf 解説シート25(平成24年11月) よみがえる文化財
-文化財整理・保存科学見学回廊-
PDF:463KB
バックヤード
▲バックヤード(文化財整理室)

《その他の展示について》

文化情報広場

第4展示室上部の文化情報広場では、各地の博物館の展示情報など、全国から寄せられた文化情報に関する多数のチラシをお持ち帰りいただけます。 また、福岡県が推進している世界遺産登録活動や、県内外の文化財について紹介するパネル展示も実施しています。

pdf 解説シート28(平成25年2月) 基準資料展示室と文化情報広場
-九州歴史資料館2階の展示スペース-
PDF:415KB
文化情報広場
▲文化情報広場(2階)
パネル展「保存科学成果展-古賀市船原古墳遺物埋納坑調査の最前線 2015~2016-」

九州歴史資料館では、一昨年に発見され全国的な注目を集めている古賀市船原古墳遺物埋納坑の出土遺物について科学的調査を進めています。 今回のパネル展では、国内3例目、九州初出土となる馬冑(ばちゅう)をはじめとして、科学的調査により明らかとなった船原古墳遺物埋納坑出土遺物の最新情報を紹介します。
会期:平成28年3月23日(水)~6月19日(日)

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▲パネル展「保存科学成果展―古賀市船原古墳遺物埋納坑調査の最前線 2015-2016―」の様子
pdf 解説シート55(平成28年3月) 古賀市船原古墳遺物埋納坑調査の最前線
2015-2016
PDF:469KB
玄関横展示スペース 福岡県指定史跡 三沢遺跡紹介パネル展示

資料館玄関を入ってすぐ右側に、福岡県指定史跡である三沢遺跡のパネル展示を設置しました。 三沢遺跡は、当館に隣接する弥生時代中期(今から約2,000年前)の集落遺跡で、福岡県の史跡に指定されています。 ここでは、三沢遺跡で行われた調査の概要と遺跡の周辺地域の移り変わり、さらには現在の遺跡の様子をパネルで紹介しています。

pdf 解説シート24(平成24年11月) 福岡県指定史跡 三沢(みつさわ)遺跡
-自然豊かな森に眠る弥生の遺跡-
PDF:1,277KB
三沢遺跡のパネル展示
▲三沢遺跡のパネル展示(展示スペース②)

携帯サイトについて

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