九州歴史資料館|Kyushu Historical Museum

展示案内概要

開催中及び開催予定の展示
展示室等 展示内容 予告
第1展示室 常設展「歴史の宝石箱」
        12月12日~
特集展示「北部九州の経塚遺宝」
        12月12日~2月28日
企画展「三池港と洞海湾」
        2月17日~3月14日
常設展「歴史の宝石箱」
        3月16日~
第2展示室 企画展「古代・中世の人々のくらし」
        12月1日~4月18日
企画展「きゅうおにとタイムトラベル」
        4月20日~
第3展示室 基準資料展示(常設展示)
第4展示室 企画展「古代・中世の人々のくらし」
        12月1日~4月18日
企画展「きゅうおにとタイムトラベル」
        4月20日~
九歴ボランティアによる古代体験 ※現在休止中
(有料、無料体験あり。予約不要)毎週土・日曜日及び祝日(第2土曜日は13時から)
「飛び出すむかしの宝物」 ※現在休止中
(収蔵品オンデマンドサービス・予約不要)毎週日曜日
文化情報広場 パネル展「邪馬台国への道 前編」
        12月1日~3月28日
パネル展「古賀市船原古墳遺物埋納坑調査の最前線2019-2020」
        3月30日~
玄関横展示スペース 三沢遺跡紹介パネル展示
令和2年度 展示計画一覧
pdf 九州歴史資料館 展示計画のご案内 PDF:139KB
pdf 九州歴史資料館 下半期スケジュール PDF:603KB

【展示解説シート】
資料を詳しく解説した「九州歴史資料館展示解説シート」を展示室に備えていますので、ご自由にお取りください。
展示解説シートはここからもダウンロードできます。

第1展示室 第3展示室 ロッカー展示 第4展示室
▲第1展示室(第3展示室から見た様子) ▲第3展示室-基準資料展示- ▲第4展示室-遺構展示-

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第1展示室-展示案内

常設展「歴史(とき)の宝石箱」

1 旧石器・縄文時代―狩猟と採集―

 ここでは、九州・福岡の旧石器・縄文文化を語る上で重要な資料で、 旧石器時代では、ナイフ形石器文化の石器を中心に展示しています。 特に狩猟具である、北部九州の大型の槍先形の石器は他では見ることができない、貴重な資料です。 縄文時代では、草創期の古い時代から晩期頃まで、土器の変化を時間に沿ってみることができます。 さらに低地より出土した木製品や貝塚出土の骨角牙器など、福岡地域ならではの縄文時代資料の展示です。

2 弥生時代―稲作とクニ―

ここでは、「弥生時代の始まり」「弥生の祀り」「首長墓」など、弥生文化を語る上で重要なテーマとなる資料を展示しています。 弥生遺跡の宝庫、福岡県内の代表的な遺跡・資料群を選定して展示しています。 北部九州の玄界灘沿岸地域で水田稲作に代表される弥生文化が成立したことを示す資料、甕棺墓葬に伴う祭祀の在り方を示す資料、地域社会内での階層化が進行し、首長墓が形成される過程を示す資料の展示です。

3 古墳時代―北部九州の古墳文化―

 ここでは、「前方後円墳の出現」、「中期古墳の革新」、「装飾古墳の展開」など、北部九州の古墳文化を語る上で重要なテーマとなる資料で、 福岡県内の代表的な遺跡・資料群を選定して展示しています。 古墳時代開始の指標となる前期の前方後円墳から出土した副葬品、5世紀代の渡来人による新たな技術の導入の様相を物語る中期古墳出土の副葬品、北部九州で6世紀代に盛行する壁画系装飾古墳出土品の展示です。

4 古代

Ⅰ ―大宰府史跡―

大宰府は西海道を統括する地方最大の官衙であると共に、東アジア世界への窓口としての対外交渉、防衛の中心でした。 ここでは、九州歴史資料館がおよそ50年にわたる発掘調査によって蓄積してきた大宰府史跡(大宰府政庁・政庁周辺官衙・大野城)の出土品のうち、新元号「令和」の出典となった『万葉集』梅花の歌が詠まれた大伴旅人邸候補地の調査の出土品を中心に展示しています。

Ⅱ ―西海道大宰府―

大宰府が統括した西海道の各国からは、大宰府の影響を大きく受けたものや、律令制下の特徴を示す多くの資料が発掘調査によって出土しています。 ここでは、大宰府周辺域となる、福岡県内(筑前・筑後・豊前)の国分寺・郡衙・集落などから出土した資料を中心に取り上げて展示しています。

Ⅲ ―仏教美術―

仏像や仏画、仏具等のいわゆる仏教美術作品には、それぞれの時代それぞれの地域の、信仰の在り方が映し出されています。 また、信仰の場の中枢で重要な役割を果たしたこれらには、美意識と造形技術の粋が集められてもいるのです。 信仰文化や美術の歴史を考える上で、かけがえのない文化財だと言うことができます。 ここでは、福岡県域を中心としつつ、九州に伝えられた仏教美術作品を展示しています。

5 中世

Ⅰ ―その後の大宰府―

古代末頃、大宰府は西海道の政治的中心としての機能を喪失していきますが、観世音寺・太宰府天満宮等、宗教的中心地としての地位を近世に至るまで保ち続けます。 特に中世最大の対外貿易港の博多を通して流入する中国製陶磁器、高麗青磁などの陶磁器類が太宰府域でも特徴的に出土しています。 ここでは、大宰府およびその周辺の特に寺院跡や墓地から出土した陶磁器類、銅鏡・短刀などの副葬品を展示しています。

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特集展示「北部九州の経塚遺宝 -京都国立博物館考古資料相互貸借展- 」

九州では福岡から鹿児島まで多くの経塚が造営されました。その分布の中心は、玄界灘や響灘に面した北部九州地域と宇佐・国東半島を中心とした豊前・豊後地域です。そして、福岡は経塚造営の一大中心地でした。福岡には、霊山と呼ばれる山岳霊場も多く、四王寺山、英彦山、求菩提山、背振山、首羅山など、そのほとんどといってよいほど経塚が造営されています。
天台宗や山岳修験の動向が、これら霊山の経塚造営にも影響を与えてきたとされ、さらには中国の陶器が経筒や陶器の外容器として使用され、福岡が大陸からの流通拠点でもあったことも影響しています。
本展では、京都国立博物館考古資料相互活用促進事業で借用中の京都国立博物館所蔵品と当館所蔵品等を中心に展示を行います。
【会期:令和2年12月12日(土)~令和3年2月28日(日)】

       
瓦経 銅製経筒 白磁経筒
 ▲瓦経
 飯盛山出土
 京都国立博物館所蔵
▲重要文化財 銅製経筒
四王寺山経塚毘沙門堂経塚出土
宇美八幡宮所蔵
    ▲白磁経筒
    伝四王寺山出土
    京都国立博物館所蔵

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企画展 世界遺産登録5周年記念「三池港と洞海湾 ~「明治日本の産業革命遺産」企画展3~」
展示風景① 展示風景②

「明治日本の産業革命遺産」は、近代日本の重工業分野の発展を示す世界文化遺産で、福岡県内では三池炭鉱や官営八幡製鐵所が構成資産に含まれています。
本展では、三池炭鉱から産出される石炭を積み出すために築港された三池港、官営八幡製鐵所の前面に広がり、産業港として変貌を遂げた洞海湾、産業の発展により隆盛を極めた八幡や三池のマチの様子などに関する資料を多数展示しています。
【会期:令和3年2月17日(水)~令和3年3月14日(日)】

戸畑市鳥瞰図
▲戸畑市鳥瞰図 北九州市立いのちのたび博物館所蔵
若松市鳥瞰図
▲若松市鳥瞰図 北九州市立いのちのたび博物館所蔵

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第2展示室-展示案内

企画展「古代・中世の人々のくらし」
展示風景① 展示風景②

本展覧会は、平安時代末期に描かれた著名な絵巻物「伴大納言絵詞」、「鳥獣人物戯画」、「源氏物語絵巻」(いずれも複製品を展示。現品はいずれも国宝で日本の四大絵巻のひとつと評される。)などに描かれている器物について、大宰府史跡などから実際に出土した類似品や関連する遺物などを展示します。
絵巻には、人物や動物などがいきいきと描写され、さらに当時の人々が使っていた道具、住んでいた建物なども多く描かれています。そこには古代・中世の人々の生活のいぶきが感じられます。器物がどのようなものだったのか、どのように使われたのかなどを実物と絵巻物とで見くらべることで、より古代や中世の人々の生活が分かりやすくなり、感じてもらうことができるでしょう。
【会期:令和2年12月1日(火)~令和3年3月21日(日)】

鳥獣人物戯画 白磁鉄絵四耳壺
▲鳥獣人物戯画(複製)(部分)      ▲白磁鉄絵四耳壺

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九州衛星写真(中央部床)  大宰府政庁中門復元模型

足元には10万分の1(1㎝=1㎞)の九州の衛星写真があり、地形の様子などと関連づけて展示を見ることができます。 また、1/10の大宰府政庁の中門の模型も展示しています。

第2展示室 大宰府政庁中門復元模型
▲第2展示室(中央部床に九州の衛星写真) ▲大宰府政庁中門復元模型(スケール1/10)

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第3展示室-基準資料展示-展示案内

「基準資料」を展示しています。「基準資料」とは、発掘の際に年代などを特定する基準となる考古資料のことで、これまでの研究の積み重ねの結果、培われてきたものです。 ロッカー状の展示ケースを使って、時間の流れに沿って弥生土器、須恵器、古代の瓦を展示しており、土器の形や組み合わせの変化をお楽しみいただけます。

第1展示室2階の回廊部分にあります。 調査研究によって明らかにされた、資料の型式や年代、地域性を理解するうえで基準となる資料を標本のように網羅的、体系的に展示しています。 通常見ることのできない、資料の集合体や変化の過程を理解することができます。
現在は、福岡県内の重要な弥生時代遺跡(石崎曲り田遺跡、板付遺跡、三雲遺跡など)を取り上げた弥生土器の編年、 西日本最大の須恵器窯跡である牛頸窯跡群出土の須恵器の編年、大宰府から出土した古瓦の編年が、それぞれ分かるように資料を展示しています。 また、引出しとなる資料群展示では、大宰府出土の貿易陶磁器、縄文時代から弥生時代の石器や鉄器など、順を追って分かるように展示しています。
また、ここからは、吹き抜けになっている第1展示室を上からご覧いただけます。 異なる角度から展示物を見ることで、新たな発見があることでしょう。この風景は、他の館では見ることのできない、まさに「歴史(とき)の宝石箱」です。

pdf 解説シート28(平成25年2月) 基準資料展示室と文化情報広場
-九州歴史資料館2階の展示スペース-
PDF:415KB
基準資料展示 引き出し展示 見下ろした風景
▲年代に沿って並べて展示していますので、変遷の様子が読み取れます ▲引き出しに収められた文化財を手元でご覧いただけます ▲第3展示室から見下ろせば・・・
そこはまさに「歴史の宝石箱〔第1展示室〕」

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第4展示室-遺構展示-展示案内

ここでは、九州各地の遺跡からみつかった遺構をそのまま移設した「床下展示」をおこなっています。 ガラス越しに本物の遺構を真上から覗き込むようにご覧いただけます。 各時代の珍しい遺構の様子がみられる、画期的な展示です。

九州各地の遺跡で見つかった遺構の一部を覗き見ることができます。 普段見ることができない、各時代の珍しい遺構です。 現在は、旧石器時代の鹿児島県桐木耳取(きりきみみとり)遺跡の調理場の痕である礫(れき)群、 久留米市正福寺遺跡出土のドングリ入りのアミカゴ、 飯塚市嶋廻(しまめぐり)遺跡の弥生時代の小児甕棺墓、 福岡市元岡・桑原遺跡群出土の網カゴに入った須恵器、 大宰府跡発見の地盤補強のための筏(いかだ)状遺構などを展示しています。

pdf 解説シート23(平成24年11月) 地下の中をのぞいてみれば・・・
-九州歴史資料館第4展示室の遺構展示-
PDF:654KB
遺構展示全景 甕棺遺構 休憩室全景
▲第4展示室の遺構展示全景 ▲「甕棺」の展示風景…上のガラスに乗ってご覧ください ▲平日の第4展示室…散歩の休憩や読書などにご利用ください

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バックヤード

中庭からは、文化財整理室での発掘調査出土資料の整理作業や、最新の機器を備えた保存科学諸室の保存修復作業が見学できます。

pdf 解説シート25(平成24年11月) よみがえる文化財
-文化財整理・保存科学見学回廊-
PDF:463KB
バックヤード
▲バックヤード(文化財整理室)


その他の展示

文化情報広場

第4展示室上部の文化情報広場では、各地の博物館の展示情報など、全国から寄せられた文化情報に関する多数のチラシをお持ち帰りいただけます。 また、福岡県が推進している世界遺産登録活動や、県内外の文化財について紹介するパネル展示も実施しています。

pdf 解説シート28(平成25年2月) 基準資料展示室と文化情報広場
-九州歴史資料館2階の展示スペース-
PDF:415KB
パネル展「邪馬台国への道 前編」

邪馬台国へ道 前編邪馬台国は、かつて倭と呼ばれていた日本列島に存在したクニの一つで、女王卑弥呼が都を置いたことで広く知られています。古代中国の歴史書である『三国志』の「魏書」中(魏志倭人伝)に、記録されていました。邪馬台国の所在地についてはさまざまな説がありますが、「魏志倭人伝」に記された中国大陸から邪馬台国に至る道沿いのクニには、九州内に比定されているものもあります。そしてこの邪馬台国への道に面した遺跡については、九州歴史資料館の西谷正名誉館長が長年研究され、多くの写真も撮影されてきました。
本展では、この邪馬台国への道に関する遺跡等について、西谷名誉館長撮影の写真で紹介します。
【会期:令和2年12月1日(火)~令和3年3月28日(日)】

pdf 解説シート78(令和2年6月) 邪馬台国への道(前編) PDF:2.64MB
Webパネル展「福岡鉄道遺産ものがたり1~鹿児島本線編~」  ※ホームページでのみご覧いただけます

明治維新後、近代化の道を進んだ日本には、多くの新しい技術がもたらされます。その近代化の象徴の一つが鉄道でした。鉄道の駅舎、トンネル、橋梁(きょうりょう)、車両などには、当時最先端の土木・建築技術や機械工学が用いられます。これらの中には現在まで伝えられているもの、そして今も使われ続けているものもあり、「鉄道遺産」と呼ぶことができます。
今回は、九州、そして日本の大動脈の一つである、鹿児島本線の鉄道遺産を掲載し、日本の近代化を支えた鉄道について紹介します。(門司港駅以外の写真は、平成25年度に撮影されたものであり、現状は異なっている場合もあります。)

門司港駅 ゼロ哩標
▲門司港駅(旧門司駅)本屋 国指定重要文化財、大正3年(1914)
九州の玄関として建造された駅舎で、二階建ての中央部分は「門」をイメージさせます。左右対称のネオ・ルネサンス様式が特徴で、二階内部には貴賓室も設置されていました。
▲門司港駅ゼロ哩(まいる)標 
門司港駅は明治24年(1891)、九州鉄道の起点・門司駅として開業し、以降駅名改称を経ながらも、九州の鉄道の起点であり続けました。そのためこの駅には、線路の始まりを示すゼロマイル標が設置されています。
九鉄本社 試験坑道
▲旧九州鉄道本社 明治24年(1891)
九州鉄道が門司まで路線を開業させた年に、本社として造られました。レンガ造りに瓦葺の構造で、壁面にはレンガによる装飾が施されています。九州鉄道から国に引き継がれた後、現在は九州鉄道記念館となっています。
▲関門トンネル試験坑道竪坑 昭和14年(1939)頃
関門トンネルを建設する際、列車を通す本坑に先行して、試験坑道が掘削されました。試験坑道は豆トンネルとも呼ばれた小型のトンネルで、海底部の約1.3km部分が掘削されています。写真はその入口部分です。
茶屋町橋梁 尾倉橋梁
▲茶屋町橋梁 北九州市指定史跡、明治24年(1891)
九州鉄道の開業時に造られるも、後に経路変更で廃線になった「大蔵線」の橋梁です。橋の中央部にレンガの突起がありますが、これは将来の複線化の際に、拡幅用のレンガを組み合わせるための設計とも考えられます。
▲尾倉橋梁 明治24年(1891)
茶屋町橋梁と同様、九州鉄道開業時の鉄道遺産です。壁面をよく見ると、レンガの長辺が並ぶ層と短辺が並ぶ層が交互に積まれています。この積み方はイギリス式と呼ばれ、九州鉄道の他のレンガ橋梁にも見られます。
城山トンネル 二代目博多駅の柱
▲城山(じょうやま)トンネル 明治42年(1909)
城山峠は急勾配の難所であったため、新たにレンガ造りのトンネルが掘られました。当初は複線用トンネルでしたが、電化時に架線用スペース確保のため単線トンネルとなり、さらに別のトンネルが掘られています。
▲二代目博多駅の柱(博多駅屋上) 
九州鉄道国有化直後の明治42年から、昭和38年(1968)まで使用されていた二代目の博多駅の柱です。柱の一本一本に至るまで、彫刻による装飾が施されており、国有化した国の威信が偲ばれる建築です。
佐藤栄作駅長の碑 城山三連橋梁
▲佐藤栄作駅長の碑 
戦後に内閣総理大臣を務めた佐藤栄作は26歳の時、鉄道官僚として二日市駅長に任じられました。それを記念して、駅前には碑が建てられています。また隣には、九州鉄道に出資して用地確保にも尽力した谷彦一の碑もあります。
▲城山(きやま)三連橋梁 国登録有形文化財、明治22年(1889)
九州最初の鉄道開業時から残る橋梁です。赤レンガを積んだ三連のアーチ橋で、上流側のみ水圧緩和のため丸く作られています。大正9年(1920)の複線化で線路は東側に付け替えられ、現在は道路橋になっています。
      
大立橋梁 蔵目川橋梁
▲大立橋梁  ▲蔵目川橋梁 
久留米から瀬高に至る区間には、明治期のレンガ橋梁が複数残されています。その中でも大立橋梁や蔵目川橋梁の下り線部分は、九州鉄道の開業時に作られたレンガ橋梁が現在も現役で使用されています。 
銀水駅本屋 大牟田駅ホーム上屋
▲銀水駅本屋 大正14年(1924)
銀水駅の開業に合わせて、その前年に建てられた木造建築の駅舎が現在まで残されています。九州鉄道が開業した当時、この地点に駅は設置されていませんでしたが、地元住民の駅設置運動の末、大正末期に開業に至りました。
▲大牟田駅ホーム上屋 明治43年(1910)~
大牟田駅のホーム上屋には、かつて使用されていたレールが支柱として用いられている部分があります。またレールの側面を見ると、製造所や製造年代を記したと見られる刻印もあります。

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玄関横展示スペース 福岡県指定史跡 三沢遺跡紹介パネル展示

資料館玄関を入ってすぐ右側に、福岡県指定史跡である三沢遺跡のパネル展示を設置しました。 三沢遺跡は、当館に隣接する弥生時代中期(今から約2,000年前)の集落遺跡で、福岡県の史跡に指定されています。 ここでは、三沢遺跡で行われた調査の概要と遺跡の周辺地域の移り変わり、さらには現在の遺跡の様子をパネルで紹介しています。

pdf 解説シート24(平成24年11月) 福岡県指定史跡 三沢(みつさわ)遺跡
-自然豊かな森に眠る弥生の遺跡-
PDF:1,277KB

屋外展示 〈石人等〉 〈石棺墓〉 〈五輪塔〉

建物の東側には、石製の屋外展示物があります。
〈石人等〉
人を形どった石人は、埴輪と同じように古墳の墳丘にたてられたものです。古墳時代中期の5世紀から6世紀前半までの北部九州に集中して見られ、人に限らず馬や武器などの種類もあります。展示品は、九州最大級の前方後円墳である岩戸山古墳、みやま市の石神山古墳、大分県臼杵市の臼塚古墳で見つかった石人等の実測図をもとに、正確に模刻したものです。
〈石棺墓〉
石棺墓は人を葬る棺に石を用いたもので、昔の墓です。写真の石棺墓は、高速道路の建設に伴い調査された古墳(久留米市御井町 祇園山2号墳)の下から発見されました。今から約1700年前のものと考えられます。
〈五輪塔〉
道を挟んで池側には、五輪塔があります。五輪塔は、平安時代の終わり頃から江戸時代にかけてつくられた石塔の一種で、方形・球形・三角形・半円形・団形の五種類の石を積み上げたものです。それぞれの石には意味があり、「地・水・火・風・空」の五大を宇宙の生成要素とする仏教思想に基づいています。向かって左端が京都郡出土、右の二基が八女地方で発見されたものです。

石人 石棺墓 五輪塔
▲石人等
 〔実測図をもとにした模刻〕
▲祇園山2号墳(久留米市)の墳丘下
 から発見された石棺墓 〔再現〕
▲発掘調査で発見された五輪塔
 〔再現〕
展示エリア 石棺墓 小児石棺墓
▲石棺墓の展示エリア ▲九歴ボランティア制作 石棺墓 ▲九歴ボランティア制作 小児石棺墓

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