事業報告

 令和5年度 社会教育基礎研修

社会教育・生涯学習関係職員等研修会【基礎講座】

 

 期 日  令和5年6月14日(水) 

 参加者 56名

 趣旨   

  • 社会教育・生涯学習関係職員の新任者等が、今後の社会教育・生涯学習の振興を図るために必要な基礎知識や資質・能力を身に付けるとともに、関係者のネットワークを構築する。

 活動の様子


【説 明】「本研修会の趣旨について」

社会教育総合センター研修・情報室 社会教育主事 原口 好史  


 これからの社会教育・生涯学習について、また、社会教育・生涯学習関係職員に求められることについて、最新の国の動向を踏まえて説明しました。「第11期中央教育審議会生涯学習分科会における議論の整理」では、予測困難な時代に一人一人が変化を前向きに受止め、自立的に生きていくことが求められていく中で、社会教育・生涯学習の役割も時代や社会の変化に見合ったものに変化していくことが求められていること、また、「ウェルビーイングの実現」や「社会的包摂の実現」、「デジタル社会への対応」など新しい視点にも目を向けながら、「学びを通じた『人づくり・つながりづくり・地域づくり』」の重要性は変わらないということが整理されています。そこで、本研修会では『人づくり・つながりづくり』を主なテーマとして、参加者の知識・資質の向上とネットワークづくりを目指すことを共通理解しました。

【研修1】〈演習・活動〉「研修で使えるレクリエーション(アイスブレイク・イニシアティブ)」

社会教育総合センター研修・情報室 社会教育主事 



 参加者の心と体の緊張をほぐし、仲間と協力して課題を解決することで、参加者同士の主体的なコミュニケーションを促したり、達成感や一体感を醸成したりする「レクリエーション活動」について体験をとおして学びました。好きな食べ物が同じ人を探して名刺交換を行う「マッチング名刺交換」とA4のコピー用紙のみを使って、グループで工夫してタワーを作り上げる「ペーパータワー2023」を実施しました。参加者からは「コミュニケーションのきっかけとなり、その後の研修に役立った。」「レクリエーションの良さを体感できた。」「講座等で活用したい。」などの声があり、ネットワークづくりにつながるレクリエーション活動の意義や方法を学ぶことができました。


【研修2】〈演習〉「どうする?!事業企画 ~よりよい事業企画の実現に向けて~」

社会教育総合センター研修・情報室 社会教育主事 原口 好史  



 事業の企画や日頃の業務について、「ワールド・カフェ」という対話の手法を使って、意見交換を行いました。
 「ワールド・カフェ」とは、お茶を飲んでくつろいでいるような雰囲気の中で、テーマに沿って参加者同士で対話をしていく手法です。また、途中、メンバーの組み合わせを変えながら、参加者全体で一体感をもった対話ができることが特徴です。
 様々な担当業務、年代、立場の方との出会いを楽しみながら、活発な意見交換がなされました。「いろいろな方と意見交換ができ、よい刺激になった。」「自分にない発想や意見が聞けて、視野が広がった。」など、「ワールド・カフェ」をとおして、今後の事業企画や業務に生かせる学びや視点を得ることができました。

 参加者の声

  • 出会えたことに感謝。多くの人と話せて、様々なアイデアを聞くことができたので、今後の業務に生かしたい。
  • 悩みを共有できてよかった。解決には至らなくても「分かち合うこと」が大切と感じた。対面の良さを感じた。
  • インプットとアウトプットがバランスよく行えたよい研修だった。