何 も な く は な い
 平成23年度も残すところ一月足らずとなりました。本年度も多くの県民の方々や社会教育関係者に来所していただきました。
 当センターが23年度に実施した主な事業をあげると次のようになります。
〇 様々な学校や企業、団体・グループなどの研修等に施設や設備を提供する事業(年間340~350日程度開館)
〇 年間を通じて、日常的に行う情報提供や相談活動並びに資料や視聴覚教材の貸出事業(6事業)
〇 社会教育に関する調査研究事業(2事業)
〇 要望を受けて、年間を通じ当センターの社会教育主事等を指導者・支援者として市町村や学校等に派遣する事業(1事業)
〇 青少年体験活動や家庭教育、社会教育関係者等の養成研修プログラム等、当センターが独自に企画する事業(23事業)
 これらの事業を通じ、10万人を超える方々とお会いすることができました。

 いま、当センターのような社会教育施設には逆風が吹いているといわれます。それは、どの自治体行政も財政的に大変苦しく、「ヒト、モノ、カネ」を大幅に削減しなければならない時期にあるからです。「もう、うちの施設には何も減らせるものが残っていない」と感じているところも多いのではないかと思います。

 先日、60名くらいの大学生に、「あなたの故郷に(故郷の特徴を生かして)どのような博物館をつくりたいですか」というテーマでレポートを提出してもらいました。回答の中に、要約すると次のようなものがありました。「私の故郷には特徴的なものは何もない。そこで、川の堤防に小学校と連携し、毎年少しずつ子どもたちが壁画などを描いていけば、何年か後には素晴らしいアートになる。特徴がない町にも、新たに創り出したり、創り出そうと考えたりすることで、人と人とがつながり、一つの博物館ができるのではないか。」

 本年度お会いしたたくさんの方々やご指導・ご支援いただいた方々との関係、そして来年度新たな方々と築く関係を基幹・基盤としながら、当センター運営に励みたいと存じます。引き続きのご支援をお願いし、ひとまず23年度末のお礼に代えさせていただきます。
平成24年3月1日       
副所長 黒田修三


利用団体の活動紹介
●九州大学吹奏楽連盟 2/27(月)~29(水)
第10回指揮者コンクールに向けた講習会・練習のために、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、宮崎県、大分県にある17の大学の学生さん、総勢131名でセンターにいらっしゃいました。
その様子を紹介します。 利用団体の活動紹介

◇事業案内
●第31回大会
「中国・四国・九州地区生涯教育実践研究交流会」
平成24年5月19日(土)・20日(日)
前夜祭5月18日(金)
お知らせ(PDF:464KB)

◇事業報告
●第2回家庭教育支援行政担当者等セミナー
「地域人材養成と活躍の場づくりによる家庭教育支援」というテーマで、県内の家庭教育の行政担当者及び支援者等を対象に、先進的な取組からの提言等をとおして、行政担当者及び支援者としての今後の支援の在り方を考えるために研修会を行いました。事業報告

●著作権セミナー 2/15(水)
文化庁長官官房著作権課 著作権物流推進室 室長補佐・デジタルコンテンツ流通専門官 鈴木修二 先生に講義・協議をしていただきました。事業報告

●最終回レッツ・ゴー!5&5(Bグループ)1/28(土)

県立社会教育総合センターでの1日プログラムで、約3か月ぶりの再会となりました。 事業報告

★社教の本棚☆ ~センターの資料室から~
  「学校、家庭、地域の連携・協力 ~豊かな体験が人を育てる~ 実践事例集」

発行:平成23年11月/北九州市教育委員会 
編集:北九州市教育委員会生涯学習総合センター 

 北九州市では平成23年度に新たな生涯学習の方向性を示す「北九州市生涯学習推進計画」が策定されました。その基本方針の一つに、学校、家庭、地域との連携強化が示されています。本書では、保育園(所)11事例、幼稚園6事例、小学校15事例、中学校6事例、高等学校・高等教育機関9事例、市民センター等16事例の優れた連携の実践事例、計63事例が紹介されています。保育園×地域、幼稚園×保育園×小学校、小学校×地域文化、小学校×小学校、高等学校×保育園、高等学校×商店街、学童保育×大学、ボランティアクラブ×地域など様々な組み合わせの連携から、多様な実践の方法があることを学ぶことができます。

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資料室のページは こちら から

★おすすめ教材☆キラリ ~福岡県視聴覚ライブラリー~
飲酒運転に関する作品をご紹介します。

● D23016 0(ゼロ)からの風 母親の深遠なる愛が法律を変えた【111分】
飲酒運転の車にはねられた零。母親の圭子は刑法の厳罰化に向けて立ち上がる。そして、圭子は「零君の分も生きるんだ」と誓い、世の中にひとつひとつ奇跡を起こしていく。

● D21038 二つの崩れた家族【30分】
飲酒で朦朧としながら運転する谷崎は、何かにぶつかった様な感覚を覚えてハッとする。そこで谷崎の目にしたものは悪魔のような現実だった…。

視聴覚ライブラリのページ こちら から


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|お問い合わせ|
福岡県立社会教育総合センター
〒811-2402 福岡県糟屋郡篠栗町大字金出3350-2  TEL092-947-3511  Email:mail@fsg.pref.fukuoka.jp